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アジアの現代美術 【朝鮮日報】
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 01 日 06:09:06: ogcGl0q1DMbpk
 

(回答先: 美術市場における複製の歴史的意味  【DESIGN IT! w/LOVE】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 01 日 06:02:23)

【萬物相】アジアの現代美術 2006/04/04



 世界最大の美術マーケットは、ニューヨークだ。マーケットの中心は、クリスティーズのオークション、サザビーズのオークション、なかでも現代美術のコレクションだ。クリスティーズで昨年1年間に落札された現代美術作品の総額は、1億9110万ドル(およそ1911億ウォン)にのぼる。ピカソやモネなどの近代美術の人気が下火となる一方、ジャスパー・ジョーンズやロイ・リキテンスタインのような米国の現代美術家の作品が市場をリードした。

▶写真芸術の価値も高騰し、リチャード・クリスの『カウボーイ』が124万ドル(およそ12億ウォン)で落札された。ダミアン・ハーストなど、「若手のイギリス美術(yBA)」やマルクス・リュペルツなどのドイツの新表現主義一派も、ニューヨーク市場で注目されている。写真が絵画性と希少性によって脚光を浴びている一方、ハーストはサメやハトなど生物の遺体を使用し、ショックを与えた。東ドイツ出身のリュペルツは、ドイツ統一後の社会的混乱や疎外を強烈なイメージで表現し、人気を博している。

▶そのニューヨークの美術市場で最近、中国の現代美術作品が、旋風を巻き起こしている。サザビーズが昨年10月、香港で開いた中国現代美術オークションの落札価格は900万ドルとなり、目標額の2倍を達成した。代表的な人気芸術家はYue Min Junで、彼の作品『轟轟』は、予想価格より10倍も高い64万ドルで落札され、最高値を記録した。2004年の光州ビエンナーレにも出品しているYue Min Junは、白い歯をむき出す、デフォルメされた人物像で、現代中国人の情緒を寓話的に表現している。

▶この流れに韓国作家も加わった。今年3月末、ニョーヨークのサザビーズが開いた第1回・アジア現代美術オークションに韓国の芸術家24人の作品が登場し、23点が落札された。写真家の「柄雨(ペ・ビョンウ)の「松の木シリーズ」のうち、一点が4万8000ドル(およそ4800万ウォン)で販売され、韓国写真芸術の価値が認められた。

 現代美術の草分けと言われる李禹煥(イ・ウファン)が評価されたことも意味のあることだが、高さ7センチメートルの彫刻を作ったハム・ジンなど、若手の画家が投資対象になったことが何よりも大きな成果だ。

▶世界美術市場の関心が、現代美術に集中する主な理由は、コレクターが若返りしたこともあるが、過去の潮流を乗り越える、またはその流れを遡る何か一味違った「斬新さ」を現代美術が持っているためだ。アジア現代美術への高い評価も、西洋美術にはないストーリーと感覚を帯びているためだ。

 中国の現代美術には、文化革命のショックと現代社会に対する冷ややかな視線が内包されている。中国の経済力と世界各地に住んでいる華僑の購買力も無視できない。韓国美術が世界市場で成功するためには、他とは違う題材と独創性、国力による下支えという3つの要素をバランス良く備える必要がある。

鄭重憲(チョン・ ジュンホン)論説委員 jhchung@chosun.com

朝鮮日報

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/04/04/20060404000001.html

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