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(回答先: Taiwan Lobby 李登輝のソフトパワー戦略 -ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 5/11- 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 5 月 11 日 18:35:15)
戦前の右翼にはアジアの民衆を解放したいという大義を、結構本気で持っていて、実際にアジア各国で蜂起に加わったりおしている。戦後の右翼は反共が第一義となり、大部分がアジアの民衆を弾圧する側に回った。
台湾人は韓国人より実際に日本統治に純粋に感謝している人も多いかも知れない。しかし、すでに日本から独立して久しいのであり、独自の国益を持っている。
今の日本のネット右翼は朝鮮人がどれほどひどい奴かを暴く荒探しだけが仕事であり、アジア解放の夢は終わった。
1945年8月15日 未完のアジア革命が本格的に始まった。東南アジアは宗主国から解放された。しかし、戦前夢見たアジアと戦後のアジアはかなり違うものであった。朝鮮は南北に割れ、台湾は中国と対峙し続け、ミャンマー、インドネシアでは戦時中の日本軍も真っ青の人権侵害が行われた。こんなはずではなかった。
今の石原や西村のような日本のタカ派には、戦前の右翼にあったアジアの民衆への深い思いやりが全く感じられないし、台湾は台湾で、日本は日本でやっていくしかない。
左翼の私でも、「日本統治時代は良かった」と言われて、悪い気はしない。ただ、寂しいが、戦後にはもうアジア主義の理想は終わった。ある意味では、戦前という時代はこれまで特に同胞意識がなかったアジア人が初めてまとまった良き時代かも知れない。しかし、今の台湾人士は決して甘くはない。
今、我々が銃剣を持って対峙しようとしているのは、欧米ではなくアジアの国なのだ。今はむしろアジア人同士でも競争しないといけないという点では戦前以上に厳しい時代なのかも知れない。