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(回答先: 米大統領、大量破壊兵器「情報誤り」 イラク戦は正当化(朝日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 12 月 15 日 23:44:17)
2005年12月15日(木)
◆誤りを認めないのは、とうとう日本だけに
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2005/12/15235846.php
ブッシュ米大統領が、イラクの大量破壊兵器に関する情報が誤っていたことを認め、自らの責任を認めたというニュースが流れている。「何を今さら!」という気もするが、過ちを認めたこと自体はいいことなのかもしれない。あとは、過ちを認めたのだから、それにふさわしい収拾策をとることだ。
しかし、某国の官房長官は、「当時、政府が大量兵器があると確信しただけの事情はあった」といって、いまだに自らの非を認めようとしない。いよいよ、世界で唯一の国になろうとしている…。
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【米大統領「WMD情報は誤りだった」(TBSニュース)】
http://news.tbs.co.jp/20051215/headline/tbs_headline3183919.html
アメリカのブッシュ大統領が14日、イラクの大量破壊兵器に関する情報が誤っていたことを認め、戦争に踏み切った自らの責任に初めて言及しました。この発言の裏には、支持率の低下に歯止めをかけたい大統領の思惑があるようです。
この2週間で、4回もイラクについての演説を行ったブッシュ大統領。好んで使った言葉はこれでした。「我々は『勝利』を手にするまで、イラクから撤退しません」
下がり続ける支持率をなんとかしたいブッシュ大統領は、最近、演説のスタイルを変えました。これまでは「極悪非道なテロリストたちがアメリカ国民を狙っている。だから闘いを続けなければいけないのだ」という、いわば「脅し」の論理でしたが、ここのところの演説では、イラクの復興が進んでいて、先には必ずや「勝利」があると、「希望」を前面に出した物言いに変わりました。
そしてもうひとつの変化は、現実を認めるようになったという点です。
「大量破壊兵器などの情報の多くは、結果的には間違っていました。イラク攻撃を決断したことには、大統領として責任があります」(ブッシュ大統領)
さらにこの前の演説では、「イラク人の死者が3万人に上っている」と、今まで決して触れることのなかった数字を口にするなど、現実を認めた上で支持を訴えています。
こうした作戦の効果が出たのか、過去最低にまで落ち込んでいたブッシュ大統領の支持率は、今月に入って軒並み5ポイントほど回復しました。支持率がこのまま回復していくのか、それとも再び下がるのか。今後の政権の行方を大きく左右するイラク国民議会選挙を、ブッシュ大統領は固唾を呑んで見守っています。(15日06:42)
[TBSニュース ページ更新時間:2005年12月15日(木) 14時28分]
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【米大統領、大量破壊兵器「情報誤り」 イラク戦は正当化 (朝日新聞)】
[asahi.com 2005年12月15日 (木) 20:02]
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20051215/K2005121502100.html
ブッシュ米大統領は14日、イラク情勢についてワシントン市内で演説し、旧フセイン政権の大量破壊兵器(WMD)に関する機密情報が間違っていたことを認めた上で「旧フセイン政権を打倒したのは正しい決断だった」と語り、イラク戦争を改めて正当化した。
大統領は「機密情報の大半は結果的に間違っていた」と認め、さらに、「イラク戦争に踏み切った決断に責任を持っている」と述べ、開戦の決断は正しかったと強調した。機密情報の間違いについても情報機関改革などを通じて改善することを改めて約束した。
発言は、イラク戦争開戦の最大の根拠としてブッシュ政権が掲げたWMD情報の取り扱いに関して政権の責任を認めたものではない。情報機関の判断の誤りにもかかわらず、開戦を決断したブッシュ政権の決断自体は正しかったと開き直るものだ。
ブッシュ大統領は同日、FOXテレビとの会見で「当時、フセイン大統領が大量破壊兵器を保有していないとわかっていたとしても侵攻したか」との質問に「まったくその通りだ」と答え、WMD情報の誇張疑惑などを追及する野党民主党の動きや、イラク侵攻は不必要だったとみる米世論の高まりを牽制(けんせい)した。
米ホワイトハウスのマクレラン報道官も会見で「開戦の決断責任」発言について「新しい発言とは思わない」と述べ、政権としての対応の誤りを認めた発言ではないことを確認した。
大統領は演説の中で、「我々が今日イラクに駐留しているのは、独裁者の除去以上のものを目的として掲げているからだ」とも語り、15日の国民議会選挙を前にイラクで民主化を進める意義を改めて強調した。
ブッシュ氏は、選挙後の情勢について「不安定な日々がくるかもしれない」と述べ、選挙結果の確定までの間、ある程度の混乱が続くとの見通しを示した。
民主党側は「大統領の演説は、任務完了に向けた戦略について米国民に何の洞察も与えなかった」(リード上院院内総務)、「彼(大統領)が決断した時期、やり方で米国が戦争をする理由はまったくなかった」(ケネディ上院議員)などと強く批判した。
ブッシュ大統領の演説は、国民議会選挙を前に、政権の対イラク政策の正当性を訴える連続演説の一環で、11月下旬以来、今回が4回目。同選挙に向けてこれが最後の演説となる。