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アフリカ系の人々に見る民族・文化的アイデンティティー
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投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 11 月 26 日 08:34:48: edtzBi/ieTlqA
 

(回答先: 三島は、現実の 昭和天皇を崇拝していたのではない。あるべき天皇制の姿を問うていた。 投稿者 救国の草莽の志士 日時 2005 年 11 月 26 日 00:01:54)

>天皇制は、毛利の殿様に饅頭を作りに行くと言ってから、行方が分からなくなっていた饅頭屋だった大室寅之祐が暗殺された睦仁天皇にすりかわって打ち立てた明治天皇から始まった大室王朝4代の現在の天皇制など、守るに値しない伊藤博文によって長州権力の確立の為に利用されでっち上げられた皇統である

ということは知りませんでした。情報、ありがとうございます。

いつも疑問に感じていることがあります。それは日本人は天皇制というものがないと自らの文化・アイデンティティーを持ち得ないものかということです。シンボル的なものがないと持ち得ないということなら、これほど脆弱な民族も珍しいのではないでしょうか(日本文化は型の文化とはいわれていますがね)。

板違いのようですのであまり詳しくはかけませんが、本物の民族・文化的アイデンティーというものは、権力者がいなくても民衆から民衆へと時を超えて伝えられていくものだと思います。

そのいい例がアフリカ系の人々の音楽です。

サハラ以南のアフリカでは(特に西アフリカ)では、音楽が人々の日常生活になくてはならないもので、普通に挨拶をする時でも詩的な表現方法や韻を踏んだ言い方を用いています。

例えば、「おやすみ」という代わりに「世界が明るくなるまで眠れ」といったりするわけです。一般の人々でも即興的に歌詞を作る才能にたけていて、日常会話の手段としも自分の歌を作り、歌いながら会話をするようなことを行っています。これは現在世界中の若者の間で大流行しているラップ・ミュージックのルーツです。

もうひとつは太鼓(ドラムス)を用いたリズムです。アフリカでは動物が捕れたとき、仲間にそれを知らせるためにトーキング・ドラムというものが発達していました。無線電話みたいなもので、何十種類ものリズムを使い分けて、さまざまな通信を行っていました(現在もそうですが)。

奴隷としてアメリカ大陸に送られても、このドラムだけは忘れず、逃亡奴隷達の合図として使われました。これも世界中の若者達に好まれているロック、ジャズその他の音楽のルーツです。

民衆の歌は南アフリカのアパルトヘイトに対する運動でも大変重要な役割を果たしました。白人には分からない現地語で歌い、音楽からパワーをもらいながら、闘ったのです。

このように本当にパワフルな民族の文化的アイデンティティーは、シンボル的なものが上になくても、人々から人々に伝えられていくものではないでしょうか。

日本の場合、伝統文化にしても家元制度があり、お金のないものは習い事ができない仕組みになっています。だから大衆のものになっていないのです。歴史をたどれば、河原乞食にしかすぎなかった歌舞伎や能の家の人たちが、いまでは大層な地位に押し上げられていばっている。

上記のような天皇のすりかえがあったのならなおのこそ、そこまでパッチワークされ、政治的に利用されてきた天皇制をこれ以上保持しなくてもいいのではないかというのが私の意見です。といっても、なくては困る人たちがいるので保持されるでしょうけど(笑)。

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