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(回答先: ブッシュ大統領、アルジャジーラ爆撃を計画=英首相との極秘会談メモ 投稿者 ドキッ!プロ奴隷だらけの水泳大会 日時 2005 年 11 月 22 日 17:51:25)
ブッシュ大統領がアルジャジーラ爆撃を計画
英字紙が英首相の対話メモを暴露
【アルジャジーラ特約22日】22日付英紙デイリーミラーは、英首相官邸の最高機密扱いのメモを引用して、ブッシュ米大統領がアルジャジーラ爆撃を計画していたと報じた。
名前を明かさないニュースソースが同紙に語ったところによると、ブッシュ大統領とブレア英首相の間で交わされた、5ページ分の会話記録では、ブレア首相がブッシュ大統領に対し、アルジャジーラ放送局に軍事攻撃を加えないよう話しているという。ブレア首相が2004年4月16日にワシントンを訪問した際の対話記録で、ブッシュ大統領はカタールの首都ドーハにあるアルジャジーラ衛星放送局の本社を攻撃したかった事を示している。
ブレア首相は、湾岸地域における西側の主要同盟国であるカタールの首都に対する、そのような攻撃は報復攻撃に火をつけるのではないかという懸念を示したという。
アルジャジーラはニュース番組の中で、この報道を調査すると声明し、米、英両国政府に厳しく対処するよう求めた。英国公務員は政府機密保持法によって、政府のメモを外部に漏らすようなことは訴追されることになっている。
内閣府職員のデーヴィッド・キオ氏が、以前、トニー・クラーク前下院議員のところで働いていたレオ・オコナー氏に同メモを渡したという嫌疑を受けており、両人は来週、ロンドンのボーストリート治安裁判所に出頭する予定になっている。
デイリーミラー紙によると、クラーク前議員はこのメモを首相官邸に返却した。22日現在、同氏のコメントをとるための直接の接触は得られていない。
同紙は、英国政府当局者の言葉として、英国にとっての脅威は「笑い話のようなもので、深刻ではない」と報じた。
アルジャジーラの報道は、2003年3月のイラク侵攻以来、米国政府の批判を受けていた。
消息筋の一人はデイリーミラー紙上で、「このメモは強烈で、ブッシュに対する打撃は大きい」「彼(ブッシュ)はカタールだろうと、どこだろうと、アルジャジーラを爆撃したいことを明言したし、ブレアがそうしてほしくなかったのも疑いない」「ブッシュがやりたかっとのは間違いないし、ブレアがそうして欲しくなかったのも間違いない」などと語った。
もう一人の消息筋は「ブッシュは本気も本気だったし、ブレアも同じだ。二人の言葉から、絶対にはっきりしている」と語った。
英首相官邸のスポークスマンは「この記事について言うべきことは目下、ない。漏洩した記録文書にはコメントしない」と述べた。
クラーク前下院議員は英プレス・アソシエーション(PA)通信に対して、オコナー氏がこのメモに自分の関心をひかせたのは「全く正しい事」だったと語った。
ミラー紙は、(アルジャジーラ)攻撃がもしあったら、「イラク戦争以降で、戦争それ自体は別として最も驚くべき外交政策上の失態になっていただろう」と評した。同紙によると、このメモは「他にもあったアルジャジーラに対する攻撃が偶然だったという主張に対しても新たな疑問を投げ掛ける」と述べた。
2003年4月、米国の爆撃作戦中にアルジャジーラのバグダッド支局が砲撃され、記者一人が死亡したが、米国務相スポークスマンは攻撃は過誤によるものだと述べていた。
2002年11月、アフガニスタンの首都カブールにあったアルジャジーラ事務所が米国のミサイルで破壊された。幸い事務所は無人だった。米国当局者は、標的にしたのはテロリストの拠点で、アルジャジーラ事務所とは知らなかったと述べていた。
ブレア政権で副国防相を務めたピーター・キルフォイル氏は、首相官邸に対して、この記録文書を公表するように要求した。同氏はPA通信に対して、次のように語った。
「首相官邸は、透明性保持のため、このメモを公表して、細部の多くを公共の場に示すようにすべきだと信じる。この機会に、何が本当にあったのかをはっきりさせるべきだと考える。もし、ブッシュ大統領が、たとえ友好国であろうが、その国でアルジャジーラを爆撃したいと思ったことが本当であれば、その意味することは大変だし、多国籍軍と行を共にしなかった報道陣に対して起きていた、その他の攻撃にも疑問が起きる」。
自由民主党の外交問題スポークスマンのメジス・キャンベル氏もPA通信に対して、「もし本当なら、このことは、イラクでの事態が制御し切れなくなり始めた時のブッシュ政権の絶体絶命を示している」「この機会に、首相は政治的な大失敗をうまく避けられたかも知れなかったのだが、そうではなかったので、首相とブッシュ大統領との関係がいかに危険だったかを示している」と語った。
ロンドンに本社を置くアル=クッズ・アル=アラビ紙のアブド・アル=バリ・アトワン編集主幹はは21日、ロンドンからアルジャジーラに以下のように伝えてきた。
「アルジャジーラのドーハ本社を爆撃しようというブッシュ計画の問題は、ワシントンとロンドンで広く論議されるだろう。報道機関に対し強力を使用するという米国の企みが伝えられて、米英の記者たちは憤っている」
「アラブ世界と国際的な報道機関は今や、米国が真実を暴露されたくないために開始したテロリスト呼ばわりの宣伝にさらされている」
「この(米国の)政権は、一つの国を占領し、分裂させるために、非道徳的で違法な手段を使い、その国民の10万人以上を殺害し、40万人以上を負傷させるという恥をさらしてきた」
「この戦争の結果は、今のイラクで明らかになっているように、記者たちに、なぜ自分たちは世論を間違わせてしまったのかの自問を強いているのだ」
「ニューヨーク・タイムズは、米国政府の目的を正確に調べなかったため、世論を間違った方向に導いたと言明して、謝罪した」
「メディアの放送施設に対して力を用いようなどと検討することは、自由世界、民主主義の諸価値、報道の自由を率先指導しているように振る舞っている国によってなされる最悪の類のメディア・テロである。私はそう確信する」。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年11月23日16時07分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1504427/detail?