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http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1502979/detail
【ロンドン22日】英紙デーリー・ミラーは政府最高機密文書を基に、ブッシュ米大統領がブレア英首相と会談した際、イラク戦争で反米報道を繰り広げるカタールの衛星テレビ局アルジャジーラへの爆撃計画を相談していたと報じた。(写真はアルジャジーラ編集局の様子)
「アルジャジーラ爆撃計画」は、2004年4月にブレア首相がワシントンを訪問した際に行われた両国首脳会談で言及された。流出した機密文書は5ページに上る会談メモで、ブッシュ大統領はドーハにあるアルジャジーラ本社に空爆を加えたい考えを口にした。
これに対しブレア首相は、カタールはアラブの友好国である上に、アルジャジーラ本社は商業施設の林立するドーハ中心部にあり、爆撃すれば報復の連鎖が起きると難色を示し、思いとどまるようブッシュ大統領を説得したという。
英政府筋はデーリー・ミラー紙に対し「ブッシュ大統領の発言は冗談で、真面目に口にしたものではない」と指摘したが、別の消息筋は「ブッシュ大統領はアルジャジーラを爆撃したいとはっきり口にした。一方のブレア首相はそんなことがあってはならないと考えていた」と述べ、会談メモの漏洩は「ブッシュ大統領にすさまじい打撃を与える」と断言した。
米軍によるアフガニスタン攻撃中の2001年には、アルジャジーラのカブール支局が爆撃されている。米側は「偶発的事故」と説明しているが、今回のメモの存在が明るみに出たことで、「誤爆」とする米側の主張に改めて疑問符がつけられることになると同紙は指摘している。
アルジャジーラは03年3月の米英軍によるイラク開戦以降、反米報道を展開。ウサマ・ビンラーディン率いる国際テロ組織アルカイダの声明や米軍兵士の遺体、イラク武装勢力が外国人人質の首を切断して殺害する模様の映像などを放映している。〔AFP=時事〕
2005年11月22日16時26分 時事通信社