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(回答先: フジモリの勝算（田中宇の国際ニュース解説） 投稿者 gataro 日時 2005 年 11 月 15 日 23:20:51)
11/13 17:11 「うまいゲーム運び」 引き渡しは２カ月で結論も
ペルー政府の引き渡し要請を受けチリ当局が拘束したフジモリ元
大統領の今後の見通しなどについて、国立チリ大国際関係法学部の
マリオ・ラミレス学部長に聞いた。（サンティアゴ共同＝本蔵一茂
）
―チリ入りしたフジモリ氏の意図をどうみる。
「マスコミの大きな注目を集めながら、非常にうまくゲームを進
めている。軍事独裁政権時代を除き、チリの司法は中立だと評価さ
れている。人権にかかわる引き渡し手続きでは推定無罪の原則が適
用され、実際にチリの基準で有罪判決が出ると判事が確信しなけれ
ば（相手国に）引き渡さない」
「引き渡し決定後にペルーで裁けるのは、チリの裁判所が引き渡
しに値すると認めた案件に限られると、両国間の犯罪人引き渡し協
定が定めている点に、フジモリ氏はさらに注目したと思われる。ペ
ルーに直接帰国した場合に直面した二十件以上の訴追案件を一気に
減らせる可能性があり、フジモリ氏のメリットは大きい」
―今後の手続きは。
「犯罪人引き渡し協定と（チリの）刑法によって進められる。ペ
ルー政府が正式に引き渡し要請した後、公開の法廷で判事が双方の
主張を聞く。ペルーが証拠書類や証人を示し、フジモリ氏が反論す
る」
「この後五日間以内に引き渡しの可否の決定が出る。決定に対し
ては控訴に当たる異議申し立てができ、その場合は再び公開審理が
行われ、最終決定が出る」
―結論までの期間は。
「予測は難しいが、チリ政府はフジモリ氏というやっかいな存在
を早く国外へ出したい。早ければ二カ月程度で結論が出るのではな
いか」
―拘束はいつまで続くのか。
「少なくともペルーが正式要請をするまで、保釈される見込みは
ない」
× ×
１９２９年、チリのビニャデルマル生まれ。７６歳。５６年チリ
大法学部卒、９５年から現職。
20051113 1711
[2005-11-13-17:11]
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。