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(回答先: 「私は無実」「法廷は偽り」フセイン元大統領、初公判 (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2005 年 10 月 20 日 01:38:10)
□サダム・フセイン、法廷の正統性を突く 厳戒下で3時間の初公判 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1449041/detail
サダム・フセイン、法廷の正統性を突く 厳戒下で3時間の初公判
【アルジャジーラ特約19日】 サダム・フセイン元イラク大統領の人道に対する犯罪を問う裁判は19日、初公判を開いた。次回公判は11月28日。
公判廷は、元大統領が率いた旧バース党本部で、厳重な警戒の下にあった。
サダム・フセイン被告は1982年にドゥジャイルの町で起きた140人以上のシーア派信徒虐殺事件で謀殺罪、誘拐罪で起訴されたが、罪状認否で無罪を主張した。他の罪名は不法監禁、強制追放など。
クルド人のリズガル・ムハマッド・アミン裁判長が被告団に対し、被告の権利とともに起訴状を朗読した後、罪状認否に入った。小さな室内の右に弁護人、左に検察官が座った。
アミン裁判長が「サダムさん。始めなさい。有罪かね、無罪かね」と尋ねると、サダム被告は静かに「何度も同じことを言う。無罪だ」と答えた。68歳の元イラク指導者は前方の囲いの中に座り、彼の閣僚だった他の被告7人はその後ろの座高ほど高くなった囲いに座った。全員が、今後、自分たちを裁き、判決する裁判官5人に直接、顔を向き合う形だった。
サダム被告はコーランの古びた一冊を手に、自分を守る廷吏たちを手で制しながら、みるからに挑戦的だった。裁判長が人定尋問すると、答えるのを拒否し「君こそ何者かね。この法廷は何をしたいのかね」と反問した。
同被告は裁判官と論争し、打倒されたサダム・フセイン政権による残虐行為について裁く最初の公判で、法廷の正統性について挑戦した。
公判の模様は20分遅れで国営テレビで放映され、アラブ世界にも衛星を通じて流された。この日の公判は、サダム・フセイン治世の23年間で起きた暴虐非道について裁く幾つかの事件の最初の裁判である。
3時間の公判は荒れ模様で、サダム被告が裁判官たちとやり合った。休廷が宣せられると、同被告は笑顔をみせ、法廷を出ようとした。廷吏二人が腕をつかんで同行しようとすると、同被告は怒って腕を振りほどいた。被告は自分で歩き出し、誰も止めなかった。二人の警護要員が後ろに付いて、法廷から出口に向かい、傷つけられた様子は微塵もなかった。
法廷のある建物は、イラクの政府機関、議会、米国大使館などが所在し、厳重に警備された首都のグリーンゾーン地区にある。高さ3メートルの壁に囲まれ、米軍、イラク軍の兵士が警備していた。数台のハンビー兵員輸送車と少なくとも戦車1両が配備されていた。
一方、国際法曹家委員会(ICJ)は19日、声明を発表して、サダム・フセイン裁判の公平性についての懸念を表明した。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年10月20日14時35分