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(写真はフランス内相ニコラス・サルコジ)
仏内相(ニコラス・“ヒトラー”・サルコジ)、騒乱で有罪の外国人全員の国外追放を要求(エル・ムンド)
11月9日付のエル・ムンド紙は次のように伝えています。(主要部分のみ翻訳)
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/11/09/sociedad/1131551302.html
El ministro de Interior francés pide la expulsión de todos los extranjeros condenados por los disturbios
フランス内相は騒乱で有罪の外国人全員の国外追放を要求
EFE配信
パリ−フランス内相ニコラス・サルコジは、政府の各省長官に対して一連の騒乱で有罪となる外国人全員の国外追放を要求した。
フランス上院の政府に対する監視委員会での質問に答えたサルコジは、「およそ120名の外国人が、その全員が違法状態と言うのではないが、(一連の都市騒乱に参加したかどで)有罪とされている。【原文:"Unos 120 extranjeros, que no están todos en situación irregular, han sido condenados" por haber participado en esa ola de violencia urbana】」と説明した。
このフランス内務長官は、彼ら全員が「即刻我々の国の領地内から追放されるべきである。これには居住許可を持つ者も含む。」と要求していると述べた。
昼間の法務省による発表によると、およそ130名の成年者が現在までに騒乱に参加したことで有罪とされ禁固刑に処せられている。
【以下、省略】
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フランスの法制度に詳しい人がいたら、教えていただきたいのですが、裁判が無くても、逮捕されて即刻有罪か無罪かを決めることができるのかどうか、それは誰がどんな権限で行えるのか、私にはよく分かりません。しかしこのスペイン語の原文を読む限りでは、130名がすでに有罪となっているようです。(スペイン語で「逮捕者」なら必ずarrestadoという表現になるが、ここにはcondenar「有罪判決を下す」、condenado「罪人、受刑者」という言葉が使われている)スペインの法制度ともまたずいぶん異なった感じを受けます。
サルコジの言葉とされる『その全員が違法状態と言うのではないが』というのも意味がよく分からないのですが、エル・ムンドはこの部分を太文字にして強調しています。この新聞の編集者もさすがにこの言葉には異様な感じを受けたものと見られます。
それが「戒厳令」がひかれた場合のみのことなのか・・・、しかし夜間外出禁止令は2日前に出されたのですから、それ以前の逮捕者はどうなるのか、もう一つ分かりませんが、要するに逮捕、即刻有罪、そしてサルコジは即刻「国外追放」を求めているわけです。
もちろんこれが、フランスに住む大勢の外国出身者(しかしそのかなりの部分がフランス国籍のはず)に対して強烈なインパクトを与えることは間違いないでしょう。ただでさえ人種差別と偏見の強いフランス社会で、完全に分裂状態が起こるでしょう。というよりは「起こす」ことが目的のようです。
この排外主義の権化ニコラス・サルコジは、父親がハンガリー系の移民、母親がユダヤ系のフランス人なのですが、以前からネオコン、シオニスト極右派(シオニズム創始者ワイツマンでさえ「ユダヤ・ファシズム」「ウラジミール・ヒトラー」と呼んだウラジミール・ジャボチンスキーの系統)とつながりの深い、欧州ネオ・ファシストの代表格、文字通りの極右翼、ニコラス・“ヒトラー”・サルコジです。
先日の投稿、
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http://asyura2.com/0510/war75/msg/1353.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 11 月 09 日 20:48:08
『欧州「移民暴動」自然発生説』は一切信用に値せず! 新たなReichstag Fire!
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から引用します。
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【引用開始】
フランスが戒厳令状態となり、これをきっかけに一気に「愛国法国家」「マーシャル法・警察国家」を形成しようとする勢力が欧州各国に台頭している。しかもそれは以前から綿密に準備されてきたことなのだ。そのために必要なインパクトとして、パリ黒人街連続放火、ロンドン7・7、そして移民による都市暴動が続く。その間に「ビッグ・ブラザー体制」を叫ぶ声が各国家の上の方から響いてくる。
フランスやドイツは「イラク戦争に反対した」ため、米国、スペイン、英国とは異なり、『イラク戦争が原因のイスラム・テロ』を起こすことはできない。なら別の口実の「テロ」にすれば良い。
いずれ、フランス、ドイツ、ベルギー(おそらくオランダにも広がるだろう)の各都市で、暴徒の中に混じって扇動した「不審な人物」たちがいたことが明らかにされることだろう。マスコミはこれを「新たなタイプのテロを実行するテロリスト」と叫ぶことだろう。
「パリをバグダッドにする」とはよく言ったものだ。バスラとバグダッドで「テロ」を仕掛けようとして地元警察や住民に取り押さえられたのは米国と英国の(おそらくイスラエルがらみの)スパイどもではなかったのか。
法制度は、いったん作ってしまえばそれを再び改革することは極めて困難である。法による許可と禁止があらゆる支配権力の実行部隊を動員してその法制度を守らせようとするからである。第2次世界大戦前のドイツとイタリアで起こったことは何だったのか。
断言しておくが、今回の「移民暴動」は、9・11や7・7同様の、「新たなReichstag Fire(ドイツ国会議事堂放火事件)」である。Reichstag Fireの後で何が起こったのか、まだ吸血鬼にされていない人はとくと考えてみるが良い。
【引用、終り】
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英国ではブレアーが成立させようとした「反テロ法案」が議会で否決されており、このフランス極右の動きはおそらくフランス国民の猛反発を招くでしょう。そうしたら、フランスか英国かで、もう一発強烈な「テロ」や「騒乱」が画策されることになるでしょう。
いま、欧州は、ネオ・ファシズムの警察国家に突っ走るかどうか、の境目にいます。(人事じゃないよ。明日は日本だよ。)