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(回答先: アトランティスト兼フレンチネオコンとサルコジ、そしてメディアキャンペーン「テロとの戦争」フランス版 投稿者 サラ 日時 2005 年 11 月 09 日 03:26:54)
プロの仕業:フランスの移民層の不安を掻き立てる作戦は今年の春から始まっていた?
このヴォルテール・ネットの英語版は読んでいたのですが、私の阿修羅への投稿ではこれに触れていませんでした。ありがとうございます。
フランスの「車の焼き討ち」はドイツとベルギーに「飛び火」しており、フランスでは「夜間外出禁止令」が発動されましたが、ここをバネにして「戒厳令状態」「マーシャル法状態」に持ち込むことは欧州ネオ・ファシストどもの目論見どおりでしょう。
以前にもお知らせしましたが、パリの黒人を中心にした外国人が多数居住する地区(外国人といってもフランス国内で生まれた子供は基本的にフランス国籍)で、今年4月15日、8月26日、8月30日、9月4日に、放火と思える火災で、黒人の子供を中心にして58名が亡くなっています。しかも、いずれも消防車の入りにくい道の狭い地区で、ビルの上層階から出火して消火を困難にし、しかも「非常な勢いで燃え広がる」タイプの火事でした。その間に犠牲者が増える、という経過です。
TVで見ていると黒人だけではなく付近に住んでいる北アフリカ系の移民たちが相当に不安と不満を募らせている様子がありありと見えていました。どう見てもそれを狙った「プロ」の仕業でしょうね。
またその間に起こったのがロンドン7・7。そして「対テロの戦い」を名目に欧州を「戒厳令状態」に持っていこうとする力が急速に現れてきました。その間に米国から「移民に寛容な欧州」に対する批判が数多く出ていたようです。そして10月下旬から始まった「騒乱状態」です。すべてが一つの方向に向かって流れています。いや、流されています。
もっとも、移民と欧州人の対立誘導作戦は昨年のヴァン・ゴッホ殺害事件当りから画策・実行されていたようですが。
1980年代末期の「冷戦」終了時期あたりから、『自然発生的な』政治的急変の動きの中で文字通り自然発生的であった例がいくつあったか。近いところでは、2002年4月に『自然発生的に』起きたベネズエラの「反チャベス暴動」が実はCIAによって演出されていた、とか、グルジアのシュワルツナゼ失脚劇、ウクライナの「オレンジ革命」等々、重要な変化はすべて巧みなプロの手による演出の結果でした。
もし「演出家」がその予定を立てているのなら、同様の暴動がマドリッドやバルセロナをも襲うことになるでしょう。私は時々、移民ではなくスペイン人の若い連中ですが、暴動状況を起こしてゴミ収集の箱や時には車などを焼いて機動隊と衝突する貧困地区の近くに住んでいますので、何が起こっても覚悟はしていますが。