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(回答先: Re: 正常な味覚とは? 投稿者 金十字架 日時 2006 年 5 月 08 日 23:01:17)
ひとつの欲を満たした直後
空しさが去来する
どんな獣であれ、生きるものはそのシグナルを逃れられない
空しさはリセット
悲しみや怒りを越える時にも
越した明日に
過ぎたる想いに
愛を捕虜に
怒りや悲しみは迷い
そもそも「欲」とはなんのことと
省みる手立ても忘れて
愛は感情の拠り所とみて
互いを結ぶ喜びは
怒りや悲しみまでを支えきれない
そもそも「愛」とは満たされぬ物の代名詞
愛満たされればのちに和と
エロス ラブ アガペー 三天使
あなたの言う愛とは誰のこと
欲は人に必要な物
ならば何故欲は人を惑わす
科学と宗教の分離がそれを生んだ
互いの否定
不和の温床
学びの外に不要な学びを生み
何それで悟ること叶わぬまま
またひとつに溶け合う時が来て
必要を知る
全ては物質
色形も匂いも力速さも
その類稀なるセンス 美貌 肉体
そして意思も想いも
僻み 妬み 嫉みも
すべてはハカライ
空しさの中へと
怒り晴らす為に生きてもよい
しかしその怒りは誰の為
憎しみならばそれは永遠に消えることは無い
夢の序幕に私は立ち会う
第一声は怒り
”憎い・・"
"おのれ・・”
天は突如暗転し
全身に湧き起こる憎悪の叫び
私は押しつぶされそうになりながら
食いしばる歯は砕け
私はただ慄いた
そこはどこかの山頂
私が遥か遠きに願い
待ち望んだ門出はそれだった
望み望まぬ空しさを知るために
理想を持ち人は立ち歩む
それは誰の為でもなく
世のため人の生活の為
それは誰の為でもない
「望むままの自分」の為
行き着く先は死といえど
覚悟するまでも無き死に
場所さえを選べばそれでいい
何を想っては喜び
何を想っては怒り悲しんだか
人はいつから死から逃れるようにし
いつから利を追い始めたか
草木はいつからその本来の薫りを消したか
水は輝きを消したか
今またその変化に人は戸惑い歩みを止める
いまいちど無邪気な子供をみて
そこに全てをみてただ心は泣く
空しさの中に生命がある
空しさの中に明日がある
空しさの中に己が一つ
目覚めと安らぎがある
ただひたすらに命を尊び
ただひたすらに明日を求める
子供等のように
そこに極意がある
その前に立ちはだかり
テレヴィに映る映像ひとつひとつに
怒り満たして何をする
人の所作ひとつひとつ
礼儀一つ一つを見せもせず
夢を
己よ理想の人となれ
儚なきを捨て軌道を戻し
空しさに人の道の一つたるを見て
ただ空しく人を見
ただ空しく世を見
ただ空しく人を想い
ただ空しく世を想う
自身がまた一つとなって
もういちど今の世を 今に蠢く人を見たとき
そこには違った世界が待っている
ただ賢く「あるべき」を知り
そして「あるべき」を変えることなく
ただ愛の行方を守る
しいてはそれがすべてを「あるべき」道へと戻し導く
すべては空
ひとり時を外れ
力みを捨てよ
そして自ずと現れるものに
自身たるを得よ