★阿修羅♪ > 社会問題2 > 682.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 全国の大学院生よ団結せよ。(三四郎日記)【小生も末っ子が文学部の院生なのでこの気持ち、分かるような気がする今日この頃】 投稿者 gataro 日時 2006 年 3 月 13 日 23:43:40)
gataroさん、文部科学省の博士乱造計画は侠気の沙汰です。
小生が通っていた大学は、理系の生物系でしたが修士課程修了者は、そのころはなんとか企業関係にも就職がありました。しかし、博士課程に行くのには相当な覚悟が要りました。なんせ博士課程に行くという事は、よほど実業に直結した学問でない限り、大学あるいは公的な研究者をめざすことであり、ほとんど世捨て人になるくらいの覚悟がいりました。当時、今から20年ほど前になるでしょうか、旧帝大系の博士号取得者でさえ、よほど優秀な論文などを発表していない限り、30までに大学や研究機関にフルタイムのポスト=就職できればラッキーで、35才までに決まれば御の字。ましてや、帝大でなく歴史も伝統もほとんどない新制の大学のドクターコースはそれはそれは不安がいっぱい。ドクター取得してもポストがなかったりして、夢半ばで退学した先輩もいたり・・・・・・
これが、博士号取得者が今に比べるとまだまだ少なかった20年ほど前の状況でした。
そやのに、大学や公的研究機関のポストは増えへんわ民間は不況で就職者を減らすわ、最悪なのがこんな状況を知ってか知らずか(知っていたらオオバカものです、知らんかってもアホンダラです)文部科学省がドクター取得者を倍増、いや乱造して、ドクター取得すればすぐに研究職につけるような甘い言葉に惑わされ研究者を夢見た学生たちは、悲惨というより無惨としかいいようがありません。覚悟ができてれば、それはそれで余計なお世話ということでしょうか。
ましてや、文系で博士課程に行くとなると目まいがしてきます。ささやかながらですがgataroさんの息子さんにエールを送っときます。
文部科学省のオオバカ野郎! 現状認識甘すぎ!