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以下 http://blog.goo.ne.jp/yojiro5/e/7fa5729c1e88c73b76494d5ff686e42d から転載。
2006-03-09
最近、博士課程大学院生の間でこんなサイトが話題になっているという。最後の結末の衝撃から、「これは本当か?(http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html)」ということが、様々なサイトで議論になっている。
大学院生の自殺率が非常に高いかどうかはよく分からないが、就職問題で文字通り死ぬほど悩んでいる院生は多い。これはすでに文部科学省も認識するところとなっているが、「院生を2010年までに25万人に」という計画を推進してきた政府は全くと言っていいほど有効な政策を打とうとしていない。(大学院生数は2005年度ですでに25万人を超えている。これは「自己責任」だけでは説明できない状態である)。
日本は、諸外国と比べると大学院生の就職状況が数値の上では「まだマシ」ということになっている。(例えば『アメリカの大学院で成功する方法』−中公新書−)ただし、今後、研究者志望の大学院生(博士課程)の就職状況が極端に悪化する事は火を見るより明らかであるうえ、さまざまな分野で「非正規」雇用が拡大している状況を考えると、かなり高度な知的訓練を受けた“人材”が在野のままくすぶるという状況が恒常化することになる。
われわれ院生は、なぜこのような状況が生じたのかを冷静に考える必要があろう。もはや個人の「自己責任」の範疇を超えた状況が生じている以上、何らかの組織的対応が必要である。
全国院生協議会(http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/8324/)という組織がある。この団体がこれからいかに院生の「声」を集約できるかが、今後の情勢を左右することになるだろう。いま、この団体は一部の院生しか結集できていないが、この団体が昔の「全学連」のような力を持てば、政府自民党には脅威となるだろう。