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社会(世界)は母性的原理で再構成されることが理想的なのかも知れません。
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投稿者 如往 日時 2005 年 12 月 25 日 10:53:01: yYpAQC0AqSUqI
 

(回答先: 日本は、それほど、女性蔑視社会ではない と感じます。 投稿者 東京音頭 日時 2005 年 12 月 23 日 22:45:14)


 東京音頭さん、こんにちは、レスをありがとうございます。


 >私は、なぜ 日本の女性が 西欧の女性ほど女性差別を声高に言わなかったのかの ひとつの大きな理由は、女性差別が西欧ほど 深刻ではなかったからだと 思っています。これは、よく言われることと正反対ですが。日本の男性は、女性を言われるほど蔑視していない、西欧との比較の問題ですが、と思っています。鎖国時代、つまり、江戸時代は、武家社会の生活は、仏教倫理と儒教倫理にのっとって行われていたのでしょう。詳しくはしりませんが。女性は、確か、「女大学」などの儒教の教本を勉強していたと思います。舅への尽くし方など。しかし、国民の大半を占めるのは、農民。彼らの生活の倫理観は、仏教、神道(その土地土着のもので、農業生産に深いかかわりのあるのも)から、きていたと感じます。

 地球世界的に観て現代社会はキリスト教的な男性原理(父性的原理)を中心に運行しているように感じています。それは自然を加工し人工的なものを生み出していく営為に外なりません。その先にあるのが人類と地球の悲劇的な結末であろうと多くの人々が予想していますが、有効な手立てを見出せぬまま事態は悪化の一路を辿ろうとしています。
 砂漠の宗教のキリスト教と対比して森林の宗教と謂われる仏教が、その真髄(母性的原理)を最も理想的な姿で開花させたのは中国大陸を経て到達したユーラシア大陸の東端の地、つまり大部分が森林でおおわれていた日本列島ではなかったかと想っています。表層では男系を主軸にした万世一系を称揚する天皇制ですらも、渡来した水稲文化を反映するものとして根底では母性的原理で貫かれています。
 私は地球世界の窮状を済うにはおそらく母性的原理で再構成する以外には方途がないのではと推察しています。しかし、それには男性原理の終焉と人々の母性的原理にたいする再認識(覚醒)といった二つの条件が重ならなければなりません。現状では前者を作為的・火急的に現出さることは非常に難しいと観測していますが、後者については地道な努力によって実現可能だと想いますし、東京音頭さんをはじめとする大いなる母性(使命感)の目覚めに期待して微力ながら応援していきたいと思っています。

 >妻がキリスト教の倫理観で、夫の附属物とみなされ、乱暴しようが、殺そうが、ある意味自由だった社会とは大違いです。家族の中で、夫が力をもっていたのは、西欧社会で、日本は、むら全体のきまりに、ひとつひとつの夫婦とこどもが、従っていたと思います。こどもを育てることも、村全体でしましたね。父親に、そのこどもや、妻に対する大きな権限など、ない社会だったと思います。むら全体のきまりに、ひとつひとつの夫婦とこどもが、従っていたと思います。こどもを育てることも、村全体でしましたね。父親に、そのこどもや、妻に対する大きな権限など、ない社会だったと思います。

 普段の夫婦関係において、必ずしも「妻がキリスト教の倫理観で、夫の附属物とみなされ、乱暴しようが、殺そうが、ある意味自由だった」と一般化ができないでしょうが、夫婦間の対立が激化したときや特に支配欲が際立つ夫の性格によって問題が顕在化してくると考えます。しかし、極々庶民的な夫婦関係においては「日本は、・・・<中略>・・・ 父親に、そのこどもや、妻に対する大きな権限など、ない社会だったと思います。」と云えるかも知れませんが、少なくとも第二次大戦前までは父親や夫に権限が集中した所謂家父長制が浸透していたので、当時の日本社会の中間層以上を構成する家庭の状況には当て嵌まらないと思います。

 >こっちのなんでも勝手にやっている男性を見ているので、その比較で見てしまったからかもしれません。私は、「欧米型男女平等」社会こそ、ある意味男性天国かも とも思ったりします。一面的な見方を言われれば それはそうでしょうが。

 「欧米型男女平等」社会は男が考える男にとって都合のよい男女平等であって、差別意識に根差したものであるからそれは虚妄であるとの趣旨と受け取っていますし、断じて一面的な見方であるとは思ってはいません。次には、東京音頭さんが捉えられている差別意識が生まれた原因やそれにたいして女性(奥さん)達が実際にどう感じているのかレポートしていただければ、幸甚に思います。

 また、会いましょう。

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