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子供は、社会の大人みんなから、育てられるもの、それが自然
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投稿者 東京音頭 日時 2005 年 10 月 18 日 22:48:18: lgPwXYAv4QVow
 

(回答先: 教育権は子と親にある 投稿者 東の空 日時 2005 年 10 月 15 日 06:08:21)

この考え方は、西洋の考えを基礎しているようですが、違いますか。

前提としている社会が、全体主義か、(共産主義が念頭にあるのか)、個人主義か の二つしかないからだ。

この意見で共感できるのは、最後の部分。教育は、人間的な理解、共感、良心が大切。
人間の尊厳がもっとも大切。のところ。

これを実現するためには、人間も自然の動物として、考えたらいい。
すると、わかるのは、人間は生まれたら、生きていこうとする。
その力を与えよう、というのが、教育だろう。ヒトは、集団でいきる動物だ。それは、本能とhして、どうしたら、生き残っていけるか、知っているのだろう。だから、社会を作る。社会をうまく作っていかないと、ヒトは滅びる。
社会をうまく機能するため ヒトは協力、協調しなくては、ならない。そして食べ物を生産しなくてはならない。個人が勝手なことをしていては、いけない。個人の努力、運次第 にすると、たくさん食べれるヒト、子供と 食べられないヒト、子供が出てしまう。
子供は平等に生かされる権利があるはずだ。

子供は、その集団、部落、村、色々な言い方はあると思うが、の宝だ。
子供は、将来その集団が、より幸せになっていくため、頑張ってくれるはずだから。

子供は、個人の所有物ではない。これは、子供を産んだ女性がそのまま、その赤ちゃんに母乳をやることと、その女性がその子を例えば、15歳になるまで、好きに育てることとは、違う。
その女性は 一人では生きていけないし、子育ては、一人ではできない。
子供の教育は、彼、彼女を直接生んだ人々も含め、彼らが属するその社会、集団の全体の利益になるように、相談しあいながら、行っていくべきだ。
もちらん、その社会構成員全員の利益になるかたちでだ。

子供の教育の目的の根源には、食べていく、精神的に健康でいきていく、ことがある。
自分のこどもさえ、食べられたらそれでいい、ではなく、その集団の中で 生まれた子供全員がきちんと食べていく事、精神的に健康的に育てていく事 は、その集団の大人の責任であり、かつ、いいかえれば、権利であると思う。

昔の大家族を見れはわかるが、こどもは、たくさんの人から 愛され、慈しまれて、育つもの。
だから、どの子供も、まわりの人を愛せるし、皆の幸せを願える。
自分の生物的親が死んでも、その子は、別の母のような女性から、父のような男性から愛され、育てられる。
自分の子しか、かわいくない、というのは、個人主義がすすんだ、現代病としか思えない。

何万ねんも続いてきた、ヒトの社会は そうやって、長く続いてきたはず。
アボリジニー社会も、私の家族、ポリネシア人も、伝統的に、そうだ。
アメリカのネイティブインディアンだって、そうではないか。
日本社会だって、そうだったではないか。
江戸時代、村単位で暮らしてきた。あの時代は、階級があったため、彼らの生産物は、外の人々に獲られ、苦しかったこともあったから、生活も厳しかったであろうが、村全体が生き残る為、村全体が決まりを決め、子供の教育は、村全体で決め、行った。親がこどもの進む道を決めます。なんてことは、なかった。
子供をその親のもの、という個人主義は、その子が他のたくさんの大人から、慈しまれ、守られることを、結果として、奪い取るものだ。
そして、人間の自然に反するものと思う。

ただ、今の日本政府が、共同体としての、私達や子供達の幸せ、人間の尊厳を最重要のこととして、教育政策をしているとはとうてい思えないので、彼らから、子供の教育権を 我々親を中心とした一般国民に返せ、という主張なら、よくわかる。
後付け加えるなら、子供を育てる一員は、こどものいない大人、若者みんなだ。

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