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(回答先: 天木直人・今日のコメント(12/12): 日米関係を国民の手で再構築する時が来た 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 12 月 12 日 09:11:03)
五木寛之さんが語られた敗戦時の体験が印象深い。
彼のお父さんは、国語の教師で朝鮮で教鞭をとっておられた。
しかしお父さんは教師であったがゆえに、敗戦により知識人のお父さんは自らの信ずるところの精神的価値の崩壊を体験せざるを得なくなり酒浸りとなり、家族を支える情熱を失い半廃人となってしまった。
貧しさの上に、更にニヒリズムとデカダンスに陥ってしまったわけです。
それで、長男である寛之少年は、親爺は頼むに足らずと考え、自ら進駐してきたソ連軍の将校に掛け合って蒔き割りなどをやらせて貰って、黒パンなどを貰って来て家族を養ったとの事でした。
要するに、
この様な価値崩壊の危機的状況下において新しい生活と時代を切り開く事が出来るのは、
お父さんの様な「知識人」ではないのです。
ですから、マスコミは時代を切り開く事は出来ずに政府の宣伝機関に成り下がってしまうのです。
マスコミ人はよく解っています。情勢を解っています。しかし、ニヒリズムでありデカダンスなのです。何故なら彼自身が現在の価値の信奉者だからです。
財界人も政治家も同じです。海の藻屑として消え去る「平家の公達」なのです。
自らが滅び去る者である事を自覚できない崩壊する価値の信奉者なのです。
進歩する者達は、制度や思想や価値観や権力者に愚痴や文句を言うことなく、
否(いな)=ノン とだけ言って行動を始めるのです。
何かに文句を言っても始まらないではないですか。だってその何かは最早やくに立たないわけですから。
憲法9条は理念が大切なのは勿論ですが、それが国と国民を守ってくれるものであるから「現在的価値」があるのです。
ですから、この条文は今現在において新しいものであるのです。
左右を問わず、この事をよく理解していただきたい。
とは言っても、
切り開くのは、現在の「寛之少年」(年齢問わず)でしょうけれども。
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