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(回答先: 大連立:首相は打診否定したが…与野党に波紋―「毎日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 12 月 08 日 22:01:45)
大連立:首相、再編視野に民主揺さぶり 底流に改憲も
小泉純一郎首相が民主党の前原誠司代表に自民、民主両党による「大連立」を打診したのは、先の衆院選で大敗した同党に政権への展望が開けない中、将来の政界再編も視野に入れ揺さぶりをかける狙いからとみられる。前原氏が即座に拒否したように当面の実現性は乏しいが、自民党内には憲法改正問題や消費税増税など、大連立抜きでは次期政権の運営は立ちゆかないとの見方も根強いだけに、探る動きが底流ではくすぶりそうだ。
「関知していない。連立の可能性は99.99%ない。選挙で政権交代を実現したいという考えに全く変わりはない」−−。訪米中の前原氏は記者団に打診そのものの有無については言及を避けつつ、連立の可能性は強く否定した。
自民党では、先の衆院選での民主党惨敗を境に連立論議が取りざたされ始めた。首相は前原代表が鳩山由紀夫幹事長とともに代表就任あいさつに訪れた9月20日、「この顔ぶれなら、すぐ連立を組める」と水を向けた経緯がある。どれも「瀬踏み」の域を出ないが、側近を通じての働きかけが明らかになったことで、首相サイドの重層的アプローチの一端が浮かび上がった。
こうした動きが注目されるのは、改憲、税制改革など、自民、公明両党だけでは乗り切れない政治課題が「ポスト小泉」のテーマとして意識され始めている事情がある。山崎拓・自民党前副総裁は先月7日、講演で「憲法改正をテーマに与党と民主党が連立政権を組む事態がこの数年の間に必ず来る」と発言。今月1日に開いた自らのパーティーでも「大連立をやらなければ衆参両院で憲法改正の発議ができない」と語った。首相に近い党幹部は8日「自分も含め前から(大連立を)言っている」と、今回の働きかけが既定路線の延長線上にあると指摘した。特に首相の場合、前原氏を巻き込んで持論の政界再編を仕掛ける狙いもあったようだ。
ただ、首相側の働きかけに民主党が応じる気配はない。鳩山氏は8日の記者会見で首相側の意図を「自民党も民主党も変わらないという意識を(国民に)植え付け、自民党を優位ならしめようとしている。公明党との連立をうまく運ばせるために、ちらつかせているのかもしれない」と語り、警戒感をあらわにした。
与党でも久間章生・自民党総務会長が記者団に「大連立と憲法改正とは別の話だ。今の段階では(大連立を)前提にできる状況ではない」と、論議が独り歩きする懸念を表明。公明党の神崎武法代表も「いま連立してどんな意味があるのか」と不快感を隠さず、複雑な波紋を広げている。【三岡昭博】
毎日新聞 2005年12月8日 19時42分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051209k0000m010062000c.html
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