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(回答先: 「拉致」進展なく終了、日朝対話の継続は確認 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2005 年 11 月 05 日 00:38:00)
拉致問題の真相究明を迫る日本側に対し、北朝鮮側は柔軟姿勢を見せながらも抜本的解決策は示さず、日朝政府間対話は4日も溝が埋まらないまま、2日間の日程を終えた。両政府はとりあえず対話継続を確認したものの、あくまで拉致問題を最優先課題に据える日本側と、経済協力の獲得を狙って日本の植民地支配への補償など「過去の清算」協議を加速したい北朝鮮側との隔たりは大きい。今後、協議の進め方をめぐるせめぎ合いが本格化しそうだ。
拉致問題の最大の焦点である安否不明の拉致被害者の真相究明。日本側は今年4月に新たに被害者に認定された田中実さんを加えた11人をあげながら「『白紙』に戻しての徹底調査」を求めたとみられる。これに対し、北朝鮮側は今後の拉致問題への対応方針など「拉致問題解決のための何らかの新たな提案」を行った模様だ。
北朝鮮が一定の柔軟姿勢を示した格好で、そのためか「協議の雰囲気は悪くなかった」(外務省首脳)とされる。だが、日本政府には「北朝鮮にとってはこれが最大の譲歩。抜本的な解決策を見いだすのは難しい」(政府筋)との見方も根強い。
さらに、北朝鮮の「柔軟姿勢」には、「過去の清算」協議で実質的な補償交渉を急ぐための「懐柔策」という意味もあるとみられる。北朝鮮は既に朝鮮人強制連行や従軍慰安婦、文化財の返還、在日朝鮮人の地位などの問題を取り上げる姿勢を示唆。日本の対応を引き出し、早期の経済協力獲得をうかがっている。
日本側は今回、北朝鮮を協議に引き込むために、これまで主要議題に取り上げようとしなかった「過去の清算」の議論にも柔軟に対応したが、「『過去の清算』の交渉が進めば、拉致問題の協議の進展が図れない」(外務省幹部)との警戒感は崩しておらず、協議の先行きは不透明だ。
このほか、核・ミサイル開発問題も協議対象。日本側は、核問題では6カ国協議の進展を見ながら核兵器の完全廃棄を求める方針。ミサイル開発は、弾道ミサイル開発の中止や、日朝平壌宣言で確認した「ミサイル発射のモラトリアム」の継続を求めるなど、強い姿勢で臨む方針だ。【北京・高山祐】
毎日新聞 2005年11月4日 23時39分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051105k0000m010132000c.html
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