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(回答先: ソ連抑留後も日本軍の将校と下士官・兵士の関係は変わらずでは? 投稿者 たかす 日時 2005 年 10 月 20 日 22:41:59)
確か、横井さんが先に出てきたのですね。
彼は、戦っているつもりは全く無くて、「隠れていた」のです。
小野田さんは、「残地して諜報をせよ」との命令を受けていて、それを部下と共に忠実に守っていたのです。
中野学校に入った人は、本当に少数の人達で、彼らには謀略・諜報の徹底した教育がなされたのです。
彼にあのような命令が下されてなければ、容易に投降していたとおもいます。
横井さんの様なタイプの人は旧軍隊には沢山いたようで、
学徒出陣の体験をした恩師は私に、
「横井庄一、いかにも下士官っぽい奴だ」と言い、
おばちゃん達は、
「あの人は怖くて逃げていたのさ」などと言っていました。
これを私は横井さんを誹謗したくて書いているのではありません。
小野田さんに較べて、横井さんへの世間の反応は、
彼の人間性を解かった上でのものばかりでした。
しかし、小野田さんには戦前派・戦中派の人達も驚いていた人が多かったのです。
彼の行動には、中野学校の特殊性が作用していたのです。
しかし、彼は狂信者ではなく、思想的には普通の日本人だったのです。
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