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(回答先: 民営化、自己責任の社会 (ビル・トッテン)─日本海新聞 投稿者 外野 日時 2005 年 10 月 16 日 07:00:57)
日本海新聞
http://www.nnn.co.jp/news/051015/20051015002.html
ローカルニュース 10月15日の紙面から
郵政民営化法成立 どうなる「ひまわりサービス」
十四日の参議院本会議で郵政民営化法が成立した。地方の郵便局の存続が懸念される中、一九九五年に智頭町で誕生し、全国に広まったひまわりサービスへの影響はどう出るのか。「郵便局が民営化されたらサービスを受けられなくなるかも」と心配するお年寄りや、「住民のためにも今の姿勢を崩さずに頑張りたい」と、地域貢献に取り組む中山間地の郵便局の思いは複雑だ。
ひまわりサービスは、智頭郵便局、町役場、JAなどが連携して独居老人の安否確認や、買い物サービスなどを行ってきた。同町穂見で一人暮らしをしている林田かよさん(79)もサービスを受けている一人。「毎日声を掛けてごされて。本当にありがたい」と話すが、民営化によって採算の合わない地方の郵便局は廃止されるのではという不安も抱いている。
以前は買い物や薬の配達サービスも実施されていたが、今は安否確認が重要なウエートを占める。配達に来た局員が「こんにちは。元気かな」と声を掛けるのが好評で、利用者からも「毎日話ができるのがありがたい」と喜ばれている。
全国区となった同サービスも「郵政省の理解を得るのは容易ではなかった」と立ち上げに携わった智頭郵便局の松嶋進局長代行は振り返る。「余分な仕事をするとなると、公務員法に抵触するのではなどと反対される場面も少なくなかった」という。松嶋さんは「民営化でどうなるのか全く分からず、続けたいという思いはあるが、『まな板の上の鯉』でしかない」と話す。
同局が担う役割は、ひまわりサービスだけではない。災害などで道路や山での被害を発見すれば、役場に連絡する体制を取っているほか、局員が「普通救命講習」を受講するなどして地域貢献を図っている。同町以外の郵便局では廃棄物の不法投棄を役場に連絡するところもあるなど、過疎地で局員が果たす“町のパトロール役”としての役割は大きい。
同様に地域貢献に力を入れる鳥取市河原町佐貫、散岐郵便局の田中克典局長は「駐在所やJAが姿を消していく中、郵便局が地域のライフラインの役割を果たそうと、道路パトロールなどに取り組んできた」と話し、「住民のためにも今の姿勢を崩さず、一生懸命頑張るだけ」と力を込める。
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