★阿修羅♪ > 日本の事件18 > 631.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 「火事だ」男が病室に 添い寝の母だます 新生児連れ去り(河北新報) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 1 月 07 日 00:54:07)
新生児が連れ去られる事件が起きた光ケ丘スペルマン病院=仙台市宮城野区東仙台
宮城県警が公表した新生児を連れ去った男の似顔絵
河北新報からhttp://www.kahoku.co.jp/news/2006/01/20060106t13030.htmより引用
病院から新生児連れ去る 未明に中年男侵入 仙台
6日午前3時40分ごろ、仙台市宮城野区東仙台6丁目、光ケ丘スペルマン病院(志村早苗院長)に男が侵入し、3階307号室で会社員山田斉(ひとし)さん(27)=宮城野区=の妻弓美さん(23)が添い寝していた長男の柊羽(しゅう)ちゃん(生後11日)を連れ去った。宮城県警捜査一課は未成年者誘拐事件として仙台東署に捜査本部を設置。弓美さんは男と面識がないといい、捜査本部は無差別に新生児を連れ去った可能性があるとみて、男の似顔絵も公開して行方を追っている。
調べでは、男は「火事だ」と言いながら、病室に入り、ベビーベッドに寝ていた柊羽ちゃんを抱きかかえ、東側の非常階段から逃げた。
男は直前に病室の約10メートル西側のナースセンターに立ち寄り、2人の女性看護師に、院長名を書いたノートの切れ端を渡し、「院長に会いたい」と要求。筒状の物も示し、「米軍の点火装置だ」とも脅した。看護師が拒むと、病室に向かったという。
弓美さんは男を救助に来た病院職員と思い、連れ去りと察知できなかった。その後、火事がうそだと分かり、携帯電話から110番した。柊羽ちゃんは体重4000グラムで、白の産着を着ていた。
捜査本部は男が院長との面会を求めていることから、病院がトラブルを抱えていなかったのかどうかも調べる。紙切れには意味不明のことも書いてあったという。
男は40―50歳で身長約175センチ。髪はぼさぼさで、オレンジ色の縁の眼鏡をかけ、白い立体型のマスクをしていた。左袖にワッペンのある黒っぽい革のハーフコート、白のズボンを身に着け、軍手をはめていた。衣服はどれも汚れていたという。
病棟の1階に職員通用口があり、男はそこから入った可能性がある。通用口は夜間も鍵が掛かっておらず、警備員も配置されていなかった。
病室は4人部屋で3組の母子が入院しており、12月26日に出産した弓美さん母子は出入り口の左手前のベッドに寝ていた。
同病院は内科、小児科、産婦人科、ホスピスの総合病院で、病床は140。新館3階が産婦人科フロアで、25人の母子が入院していた。
現場はJR東仙台駅の北西約1キロの住宅街。
◎生後11日、健康に不安
仙台市宮城野区の光ケ丘スペルマン病院で起きた新生児連れ去り事件で、行方が分かっていない会社員山田斉さん(27)の長男柊羽ちゃん(生後11日)の健康への影響を心配する声が、医療関係者から上がっている。
東北公済病院(青葉区)産婦人科の上原茂樹科長によると、生後10日前後の新生児には通常、2、3時間おきの授乳が必要。連れ去った男が柊羽ちゃんを放置するなどして水分補給を怠った場合、「脱水症状を起こし、危険な状況が起こりうる」と懸念する。
乳児の成育には「保温」も必須条件で、赤ちゃんが置かれている環境によって、その健康状態が違ってくるという。
上原科長は「野外に放置された場合は数時間で低体温症になってしまう。家の中にいるならば、24時間程度は頑張れる体力はあると思うが…」と不安視する。
鬼怒川産婦人科医院(青葉区)の鬼怒川博久院長も「体力がどれだけ持つかは、ひとえに赤ちゃんの置かれた場所の温度によるだろう」と指摘する。
鬼怒川院長は「子どもを奪われた母親の精神的なケアも必要だ。とにかく一刻も早く赤ちゃんを返してあげてほしい」と話している。
2006年01月06日金曜日