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(回答先: 中年男、新生児連れ去る 仙台の病院(産経新聞) 1月6日15時36分更新) 投稿者 サラ 日時 2006 年 1 月 06 日 23:55:25)
光ケ丘スペルマン病院の周辺を捜索する宮城県警の捜査員=6日午前9時45分、仙台市宮城野区東仙台
記者会見する志村院長(左から2人目)ら=6日、仙台市宮城野区の光ケ丘スペルマン病院
河北新報からhttp://www.kahoku.co.jp/news/2006/01/20060106t13037.htmより引用
「火事だ」男が病室に 添い寝の母だます 新生児連れ去り
仙台市宮城野区の光ケ丘スペルマン病院で6日、会社員山田斉(ひとし)さん(27)=宮城野区=の長男で生後11日の柊羽(しゅう)ちゃんが男に連れ去られた事件。男は火事の発生を装い、添い寝していた母の弓美さん(23)が動揺しているすきに連れ去った。発生から9時間余りたった午後1時すぎになっても、柊羽ちゃんの安否は確認されていない。柊羽ちゃんは定期授乳が必要な上、肌着一枚しか着ておらず、健康面の不安も出ている。
「火事だ」。男はそう言いながら、病室に侵入。間仕切りのカーテンを開け、ベビーベッドで寝ていた柊羽ちゃんを抱きかかえ、病室を出ていった。
弓美さんはそばのベッドに寝ていて、マスク姿の男を救助員と信じ込み、男が非常口から出て行くのを見送った。しかし、火事の気配はなく、看護師に「本当に火事なんですか」と確かめると、看護師に「起きていません」と言われ、連れ去りに気付いた。
男は直前、ナースセンターで夜勤の看護師に、発煙筒のような物を突き付け、「おれと院長の問題だ」「油をまく」と言い、院長との面会を要求。看護師が対応に困ると、西隣の新生児室に入りかけ、引き返して弓美さんの病室に向かった。
柊羽ちゃんは栄養面のほか、寒さに耐えられているのかどうかの懸念も出ている。近所の主婦(75)は「この寒さの中、置き去りにでもされたら」と心配していた。
病院は警備の手薄な夜間を狙われた格好だが、通用口が無施錠で、警備員も配置しておらず、管理の手落ちは否めない。
勤務医の男性(38)は「ご家族に申し訳ない」と述べた上で、「院内は複雑で迷いやすい。男は内部の構造を知っていたのでないか」と話した。
◎「警備不十分だった」/院長謝罪
仙台市宮城野区の光ケ丘スペルマン病院で起きた新生児連れ去り事件で、志村早苗院長らは6日、同病院で記者会見し、「警備態勢が結果として十分ではなかった」と謝罪した。
志村院長は「男が発煙筒のようなものを持って看護師を脅し、307号室に向かった。一人は非常口まで追って途中で見失い、もう一人は警察に通報した」と対応を説明した。
一方で、志村院長は「院内に防犯カメラはなく、夜間通用口から産婦人科の病室に簡単に出入りできた。警備員は院内を午後10時に1回巡回するだけだった」と警備態勢の不備も認めた。6日の診療については「産婦人科は関係者以外立ち入り禁止とした。外来診療は制限していない」という。
病院側は「乳児を連れ去った男に脅される心当たりはない。乳児は肌着しか着ておらず、体温を保つのが難しい。男は乳児の扱いに慣れていないとみられ、心配だ」と話した。赤ちゃんの両親は「無事に戻ってくると信じている」と話しているという。
2006年01月06日金曜日