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(回答先: 羽越線特急、竜巻の突風で横転か 付近8キロに被害集中(asahi.com)【ダウンバースト説が有力だったのでは?】 投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 02 日 00:42:21)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060103-00000301-yom-soci
山形県庄内町のJR羽越線脱線・転覆事故で、事故当時に突風による被害を受けた痕跡が、現場周辺のほぼ直線上約12キロに少なくとも4か所あることがわかった。
専門家は、上空の積乱雲で発生する強烈な下降気流の「マイクロバースト」が複数回にわたって起きたことを裏付ける痕跡と分析。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会も、マイクロバーストが起きた可能性が強いとみて、気象専門家を調査官に起用して調べる。
県警などの調べによると、事故が起きた12月25日午後7時15分ごろ、現場付近の農作業小屋が倒壊し、民家の瓦が飛ばされた。現場から約6キロ西の国道沿いでも重さ約105キロの防雪柵5枚が飛ばされていた。
さらに、現場から西へ約9キロの砂防林で直径40センチ前後のクロマツ約20本が折れ、ビニールハウス3棟が倒壊。現場から東へ約3キロの集落でも民家が揺れ、ビニールハウス2棟が倒壊していたことが新たにわかった。
これらの突風による被害の痕跡は、日本海側から東方向へほぼ一直線上にあった。被害を受けた集落の住民は「突風が一瞬吹いて『ビシャッ』という音がした。家全体が激しく揺れた」などと証言している。
山形地方気象台によると、事故当時、発達した積乱雲が南東へ時速約20キロで移動中で、雷鳴がとどろいていた。「日本風力エネルギー協会」の高田吉治理事(航空気象学)は、「痕跡が点在していることから、通過地点にことごとく被害が出る竜巻は考えにくい。積乱雲で数回のマイクロバーストが発生、地上の南西風の影響を受けて痕跡が直線上に並んだと考えられる」と推測する。
高田理事によると、これまでに報告されたマイクロバーストのほとんどが、強弱をつけながら5〜10分間にわたって発生。強風時には痕跡が直線上に並ぶことが多い。積乱雲が発達するほど持続時間は長くなり、米国では30分間続いた事例もあるという。