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(回答先: 広島小1殺害 仕事転々、1人暮らし ピサロ・ヤギ容疑者 [毎日新聞] 投稿者 white 日時 2005 年 11 月 30 日 17:33:30)
http://www.sankei.co.jp/news/051130/kok044.htm
ペルー日系人社会に困惑広がる 広島女児殺害
広島の小一女児殺害事件で日系三世のペルー人、ピサロ・ヤギ・フアン・カルロス容疑者(30)が逮捕されたことについて、ペルーの日系人社会では29日、「本当に日系人か。信じられない」と戸惑いの声が広がった。
首都リマにあるペルー日系人協会では、同日朝から日本の報道機関などから問い合わせが殺到、情報収集に追われた。同協会は「容疑者に該当する日系人の情報はない」として、公式のコメントを控えている。
ペルーの日系メディア関係者によると、同国ではかつて、日本への出稼ぎを希望するペルー人の間で、日系人の戸籍が1件につき7000ドル(約84万円)前後で売買された。1980―90年代にかけ社会問題となったこともあり、「容疑者も偽装日系人かもしれない」という。
警察筋によると、18歳以上のペルー国民に義務付けられている住民登録で、「フアン・カルロス・ピサロ・ヤギ」の名前が首都リマの北約500キロのトルヒヨ出身で、1974年生まれとして登録されているが、同一人物かどうかは不明。
この人物の住所地はトルヒヨの低所得者が多く住む地域となっているという。トルヒヨの地元紙記者によると、住所地とされる建物は貸家になっていて現在は誰も住んでおらず、近所の人も同容疑者に心当たりがないと答えた。同地域は治安が悪く、日系人が通常住む場所ではないという。
リマ市内に住む日系人の女性(73)は「早く犯人が捕まればいいと思っていたが、まさか日系人とは。信じられない」と話していた。(共同)
http://www.asahi.com/national/update/1130/TKY200511300148.html
「本当に日系人なのか」 ペルー社会に困惑 広がる
2005年11月30日11時41分
広島の女児殺害事件でペルー人の男が逮捕されたことで、ペルーの日系人社会には困惑が広がっている。「日系」と報じられたことに対し、出稼ぎに行くために偽装の養子縁組をした「ニセ日系人」ではないか、せめてそうであってほしいという思いを持つ人が多い。
「えっ、ペルー人が」。現地在住の日本人男性は29日、容疑者逮捕を知らされて驚きの声を上げた。「フジモリ氏の出国を受けて大使召還などがあったばかりなのに、またペルーの印象が悪くなってしまう」
ペルーの日系人は約8万人といわれる。入管の統計では、外国人登録したペルー人は90年代前半から毎年増え続けており、04年末で約5万5000人いる。ペルー日系人協会の事務局幹部は「広島県警の捜査が進むのを待ちたい」とだけ話した。
日系人向けの地元紙「プレンサ・ニッケイ」は、ピサロ・ヤギ容疑者(30) の逮捕を知り、騒然となった。
現地の日系商工団体の関係者などによると、80年代後半から多くの日系人が日本に出稼ぎし始めた。不況の中で、非日系人の中にも、日本に行くために日本国籍や就労資格を得ようとする人が続出した。
このため、日本国籍保持者との偽装の養子縁組や結婚、戸籍の買い取りなどが、1件1000ドル前後の商売となったという。
現地在住者によると、ペルーでは養子縁組が容易で、登録されれば、書類上では養子か実子かの区別はないという。
外国人登録者と日本国籍保持者をあわせた、ペルーからの出稼ぎ就労者の正確な統計はないが、5万人以上いると推測される。その中には、偽装で日本国籍や就労資格を得た非日系人も多くいるのではないか、とみられている。
在リマの日本領事館は「ビザの発給の有無などは、個人情報なので回答できない」としている。