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(回答先: 銀河中心部:高温ガスの巨大ループ 名古屋大が観測(毎日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 10 月 07 日 19:06:29)
http://www.asahi.com/science/news/NGY200610050020.html
銀河系中心部に巨大な「ループ」 名大などのチーム発見
2006年10月06日
銀河系中心部に存在する分子雲の巨大な「ループ」を名古屋大学などの研究チームが発見した。ループは高さ600光年、全長千光年に達し、構成する分子雲の重さは太陽の100万個分にあたる。存在は予想されていたが、確認されたのは初めて。銀河系の進化の解明などにつながる成果という。6日付の米科学誌サイエンスに発表する。
研究チームは、名大が南米チリに設置した電波望遠鏡「なんてん」で銀河系中心部付近の広い領域を観測。銀河円盤からわき上がるような形の分子雲ループを少なくとも10個確認した。解析が進めば、20〜30個ほどになりそうだという。分子雲はおもに水素分子ガスでできている。
ループは磁場のゆがみが拡大して分子雲が浮かび上がる「パーカー不安定」と呼ばれる現象でできたと考えられ、コンピューターシミュレーションでも確認できた。100万年かけて弓形に成長したという。
ループは根元の銀河円盤上にぶつかり、分子雲ははじき飛ばされ、非常に高温になる。これにより、謎とされてきた銀河中心部での分子雲の激しい動きや高温の状態を説明できるという。
研究チームの福井康雄・名大教授は「銀河中心部にある若い星団の誕生の謎も解明できるかもしれない」と話している。
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