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(回答先: 銀河系中心に巨大ガス流確認=磁場の影響でループ状に−名大(時事通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 10 月 06 日 17:19:30)
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20061006k0000m040142000c.html
銀河中心部:高温ガスの巨大ループ 名古屋大が観測
円盤状をしている銀河系(天の川)の中心近くに、円盤から飛び出すように弧を描く高温ガスの巨大なループがあることが、名古屋大が南米チリに設けた電波望遠鏡「なんてん」の観測で明らかになった。根元付近のガスは濃く、多数の星を生み出す「巣」になっている可能性があるとみて、今後詳しく観測する。6日付の米科学誌「サイエンス」で発表する。
ループは地球から約2万8000光年(1光年は約9兆4600億キロ)離れ、銀河系(直径約10万光年)の中心から約2000光年の場所で少なくとも二つ見つかった。ループの長さは500〜1000光年、円盤面から約600光年噴き上げるように伸びていた。温度は最高27度で普通のガス雲より280度以上高く、秒速30キロで激しく動くガスの塊という。
銀河のループは、千葉大の松元亮治教授(宇宙物理学)らが88年に理論的に予言していたが、銀河系の中心部は暗いガス雲に阻まれ、これまで観測できなかった。太陽の表面で炎が噴き上がる原理と同様に、ガスが天体周辺にある磁場に沿って浮き上がるためと考えられている。ただ、太陽の炎が約1000秒で消えるのと違い、銀河のループは1000万年続き、大きさも1兆倍という。
観測チームの福井康雄・名古屋大教授(電波天文学)は「銀河系の中心で太陽表面と同じ現象が起きているとは驚いた。(9月23日に打ち上げ成功した)太陽観測衛星『ひので』の観測成果が銀河の探究にも使える」と話している。【山田大輔】
毎日新聞 2006年10月6日 3時00分
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