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(回答先: コロナなぜ数百万度? 太陽観測衛星、謎に迫る(東京新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 9 月 22 日 22:08:00)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/20060921/20060921_002.shtml
観測衛星「ソーラーB」23日打ち上げ 鹿児島内之浦 太陽の謎に迫る
約6000度の太陽表面が、どうやって大気の外層であるコロナを数百万度に上昇させるのか−。世界中の天文学者が注目する謎に挑む、宇宙航空研究開発機構の太陽観測衛星「ソーラーB」(高さ約4メートル、重さ約900キロ)が23日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所からM5ロケット7号機で打ち上げられる。
「ソーラーB」は日本で3例目の太陽観測衛星。1991年に打ち上げた「ようこう」の後継機で、それをはるかに上回る性能を備えている。
日米英で協力して開発した可視光、紫外線、エックス線の3基の望遠鏡を積み太陽を観測。可視光の望遠鏡は、太陽観測用では世界最大の約50センチの口径で、解像度も世界最高を誇る。エックス線望遠鏡の解像度も「ようこう」の約3倍。高度約630キロの軌道に投入され、太陽を常時とらえられる昼夜境界線を飛行して観測する。
コロナの活動に関係するとされる太陽磁場の運動も分析、コロナ加熱のメカニズムを探る。
また、太陽表面の磁場エネルギーによって発生し、地球上の通信障害や人工衛星の故障などを引き起こす「太陽フレア」(太陽面爆発)現象も観測。太陽のさまざまな活動に伴って生じる宇宙空間の変化「宇宙天気」予測にも貢献するという。打ち上げ約2カ月後に初期観測を開始し、データを世界中に公開する。20日には打ち上げリハーサルがあり、発射までの手順を確認した。
太陽研究者連絡会会員の西尾正則・鹿児島大理学部助教授(電波天文学)は「コロナの加熱メカニズムを解明すれば世界的な大発見だ。宇宙天気の予測によって、通信衛星などの被害を軽減できる」と期待している。
=2006/09/21付 西日本新聞朝刊=
2006年09月21日01時31分
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