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(回答先: 衛星に大気なし、地表は「逆温暖化」 冥王星の「ナゾ」(朝日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 1 月 06 日 18:00:15)
livedoorニュースからhttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1610673/detailより引用
冥王星の衛星に大気ない=米仏学者が星食を分析―ネイチャー誌
【パリ5日】天文学者の国際チームが、一時期を除き太陽から最も遠い惑星、冥王星の衛星カロンには大気がないことを発見したと5日発行の英科学週刊誌ネイチャーで発表した。同チームは昨年7月に恒星の前を横切るカロンを観察することによって大気の有無および組成を調べた。カロンが恒星の前を横切る現象が観測された前例は過去四半世紀に1回しかなかった。(写真は5100メートルの高地にあるチリ・アタカマ砂漠の実験用のAPEX望遠鏡)
こういう現象は「星食」と呼ばれており、恒星の前を衛星などの物体が通過する際に、物体に大気があれば恒星からの光線が弱くなったり、反射される。しかし物体に大気がなければ恒星の光線は変化しない。この理論と南米チリ・アタカマ高地の砂漠の欧州南天文台(ESO)の強力な天体望遠鏡による観測でカロンに大気がないことを発見した。
カロンの密度が水の約1.71倍であることも分かった。このことはカロンが半分以上、岩でできた冷たい天体であることを示しているという。また、カロンの直径は冥王星の約半分の1206キロー1212キロメートル(誤差プラスマイナス5キロ)であることも判明した。
この研究は米マサチューセッツ工科大学(MIT)のアマンダ・ガルビス氏とパリ天文台のブルーノ・シカルディ氏が中心になって行われた。
冥王星は太陽から45億ー70億キロも離れており、太陽を1周するのに248年かかる。米航空宇宙局(NASA)が今月打ち上げる冥王星探査機「ニュー・ホライゾンズ」は冥王星に到達するのに9年かかる。〔AFP=時事〕
2006年01月06日18時02分