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私が“転載”しましょうか…アメリカ。
http://www.asyura2.com/0510/lunchbreak6/msg/407.html
投稿者 猿渡哲也 日時 2006 年 2 月 25 日 04:05:29: 3cHrOjKvzb9Yk
 

(回答先: すみませんね世界一になるんでしたら・・・・・・邦ネタ/日本語は不利【本文略】 投稿者 みすたあエックス 日時 2006 年 2 月 22 日 07:34:16)

「アメリカ、家族のいる風景 
DON'T COME KNOCKING」 です。

映画俳優が、人生の晩年にふと心に浮かべた家族への郷愁。今の仕
事や生活をすべてなげうって、思い残してきたことへの決着をつけ
ようとしているわりには、気持ちがあっても行動はなかなか伴わず、
誰かに背中を押してもらうのを待っている。そんな、ウジウジした
おっさんの心情が丁寧に描かれている。

俳優のハワードはロケ地から抜け出し、30年ぶりに母親の元をたず
ねる。母親から、かつて自分が妊娠させたドリーンという女のこと
を聞き、彼女と自分の子供に会いに行くために旅にでる。

ハワードはだらしなくて幼児性が抜けない男。だからこそ、ロケ地
から母親、そして息子のもとにたどり着くまでの道のりでハワード
を成長させるべきではないのか。まあ、60歳を過ぎた男に成長はな
くても、少なくとも自分を見つめなおすチャンスくらい与えるべき
だろう。

それでもヴェンダース監督の、人間なんてそんなに変われるもので
はないという主張はぶれない。若い人間はこれからどんどん変わっ
ていけるが、晩年を迎えた男にそんなことは期待してはいけない。
主人公を甘やかせ過ぎるような気もするが、同世代の人間をいつく
しむような視線がやさしかった。

     お勧め度=★★★ (★★★★★が最高)

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