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ゾフィーの「白バラ」 と 皆川博子の「総統の子ら」
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投稿者 ジャック・どんどん 日時 2006 年 2 月 03 日 22:33:50: V/iHBd5bUIubc
 

(回答先: 見てみたい映画 − 「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」【この映画を見て勇気を得よう!】 投稿者 gataro 日時 2006 年 2 月 03 日 10:50:04)

gataroさん、こんばんわ。

三島由紀夫の時には、どうもでした。

小生、学生時代は生物系の学問をやっておりましたが、といってもあまり熱心でなく、
どっちかというとドイツ現代史やら思想史やら、ナチズムやらの書物をだらだら読んでいたもんです。
そん時の一冊に、「白バラ」(たしか、「白バラは散らず」が未来社から出ていた記憶があります。)がありました。当時は感受性が高かったのか、えらい感動したものです。
その後、途中空白の期間を経て、阿修羅できわどい歴史関係の議論を拝見するうちに、
当時の考えが「若気の至り」を思い返したりすることも多いです。

去年でしたか、皆川博子さんの「総統の子ら」というヒトラーユーゲントをテーマにした歴史小説を読んで、当時落ち目になっていたドイツ帝国の内部の若者の気持ちがわかったような気がします。

苦戦を強いられながらも戦っていたドイツの若者たちからすれば、「戦争反対」のビラをゲリラ的にではあれバラ撒いたのは裏切りにしかうつらない場合が多いでしょう。戦争をやり続けるのも地獄、止めるのも地獄、この年になると、どちらが良いのか、悪いのかわからなくなっています。

これも、良くも悪くも阿修羅の影響でしょうか。

でも、なんやかんや言いながら「白バラ」はぜひとも見てみたい作品です。
ご紹介ありがとうございました。

小生の特選映画
サム・ペキンパー監督「戦争のはらわた」
「スターリングラード」(ドイツ作品のものです)
カート・ボネガット原作、ジョージ・ロイ・ヒル監督「スローターハウス5」(グールドのピアノによるバッハ・ゴルドベルグ変奏曲が美しい!)
「キャッチ22」

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