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(回答先: Re: 思考停止のデジタル二元論が生み出す息苦しい社会 投稿者 まさちゃん 日時 2006 年 1 月 12 日 12:49:31)
まさちゃんさん、こんにちは、はじめまして(多分?)。
横レスにて失礼します。
さて、人間の思考過程を概括すれば、decimal(十進法)もduodecimal(十二進法)もあるという多面性を許容しようとする一面があると同時に、binary(二進法)的な思考に偏った、つまり思考停止の状態に陥った側面があるでしょう。しかし、前者におけるように過去に個人の自在性(選択性)が比較的保障されていたと意識する人達にとっては、後者のような思考過程が顕在化・増長化しつつある社会状況は「息苦しい住み難いもの」と思われるかも知れません。【思考停止のデジタル二元論が息苦しい住み難い社会を作り出している気がする。】(考察者k氏)とは、杓子定規に「可」or「否」のbinary(二進法)的に裁断して問題に対処しがちな現代社会の狭量な風潮にたいして考察者kさんが懐いている違和感(閉塞感)の表出であり、そうした社会現象を説明するために肖像権の問題を例題に挙げたのではないでしょうか。
ただし、現実的な問題として芸能人が商品と見做される場合には“肖像権”がどこに帰属するかと云えば、やはり芸能人の所属先すなわちプロダクション等になり、したがって、商品価値の毀損に関する訴訟も含めて使用範囲についての裁量権はそこに委ねられることになると考えます。(この件については法律に詳しい方の解説に期待したいと思います。)
ところで、考察者kさんの主張の趣旨は、【で、肖像権に限らず、現在の社会では「一部の人の意見によって、全ての人に自分の価値観を押しつける形の法律」が作成運用されている面が多くなっている。】(考察者k氏)という支配層の側の策謀を無批判・無抵抗に受け入れてしまう土壌には考察者kさんが語るところの「思考停止のデジタル二元論」に毒された現代人の姿があると謂うものでしょう。
そこで、今後とも考察者kさんには、かかる土壌を生むことになった背景やそうした事態が進行していくとどんな社会が現出するのか、でき得るならばその対策に至るまで、是非“考察”していただきたく希望しています。
また、会いましょう。