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(回答先: Re: 相変わらずドロボーの論理。 投稿者 南青山 日時 2005 年 12 月 18 日 15:34:19)
>南青山さん どうもです。
当事者の論理だろうと判断します。
南青山さんはビルゲイツ氏が今の地位になった経過を知っているでしょうか?
彼は「著作権を買い取って、貸す」という手法のみで世界一の金持ちになったのです。
前にNHKで放送したときには「ほとんどの作者は恨んでいました。」
それが、今の著作権法の実態でしょう。
業界の友人によれば「古い作品をDVD化するのでも、複雑になった著作権の前に断念せざるおえない(作者の承認があれば良いという簡単なモノではない)」と零していましたが、映像関係だと著作権の分散が起こるようです。無理にDVD化しても採算に見合わないかもしれないという理由で「人類が生み出した文化が埋もれる事」になる損失は、個人のレベルではなく社会的損失になる可能性もあるでしょう。
その上で、小説にしろ、音楽にしろ、コンピューターソフトにせよ、完全に100%オリジナルな作品は多分ない。だろうと思います。そもそも、日本語があり、漢字があり、固有名詞があり、形容詞などがあるのです。
南青山さんは当事者のようですから、分かると思いますが、全ては過去の遺産の繋ぎ直しと言っても言い過ぎではないくらいのはずです。SF作品で誰も考えつかなかったような展開でもあれば、かなりオリジナルティーがあるのかもしれませんが、状況説明とか流れというのは過去の作品を参考にしている可能性は高いですし、日本語で書かれているのならば、使用言語そのものが「社会的文化の恩恵に属している」と考えるべきでしょう。
その上で「私は私の著作権を断固主張する」というと言う意見もあるとは思います。
しかし、ドロボーとレッテルを貼るのなら「実損の説明」が必要でしょう。もしくは「自分の作品は過去の文化には全く依存していない完全なオリジナル作品だ」という説明でも良いでしょう。
その上で、死後50年の著作権保護が妥当かどうか?歌詞を掲示板に書いた行為は「ドロボー(窃盗)」に値するのか?を考えてください。
このような場合、実際に訴訟を起こすのは「企業であり、著作権協会であろう」と考えます。その訴訟は「文字面を検討して勝てる」と考えて起こされるのです。
場合によっては作者は別に気にしていない「話題や広告になってむしろ歓迎」という場合もあるでしょう。
ここまで書いて駄目ならば、Kの負けで良いです。