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(回答先: では、今回の実損を論理的に説明してください。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 12 月 18 日 13:29:45)
>Kは著作権で一番尊重すべきは「作者の意向」だろうと思います。そこは「作品が売れる限りは収入がある」でも「自由に参照・引用OK」でも良いのですが、現行制度では出版社等の「著作権に群がる関係者の既得権」に重きが置かれている気がします。
まず、事実を把握してください。
「現行制度では出版社等の「著作権に群がる関係者の既得権」に重きが置かれている気がします。」と書かれていますが、何を根拠に、そのような気がしているのですか。
小生は何度も書いているように、出版する側の立場の人間でもあり、著作権者でもある立場の人間です。
小生の知るかぎり、出版というレベルでは、著作者の権利が最強です。
原則的に、著作者がOKを出さないかぎり、出版社も取次も書店も、(何を指しているのか不明ですが)著作権に群がる関係者もなにもできません。それは音楽業界も、映像分野も(著作者が複雑になるかもしれませんが)同様でしょう。
外部から適当なことを言わないでほしい、というのが、Kさんの書き込みを見ての、この業界のインサイダーとしての小生の感想です。
また、「著作権に群がる関係者の既得権」と書かれている「既得権」とは何を指しているのですか。
出版業界でいえば、著作権者になるのも、出版社になるのも、何の制限も、既得権もありません。
才能があれば明日から著作権者にもなれるし、出版社も設立できます。
後者の場合、少々お金が必要ということはありますが、社会主義国ではないのだから、そのくらいの条件は仕方ないでしょう。
もちろん、内部に入れば細々とした制約や既得権はありますが、それは今回の著作権の議論とは関係ないことです。
>Kの考えでは「文化的作品」は「作者の意向と権利」>「社会全体の文化的意味合い」>「出版社等の利潤」の順で考えるべきだろうと考えています。
これも意味不明。
著作権と「出版社等の利潤」とは無関係です。
「経済」を持ち出したのは、あくまで作品(著作権を持つ)に対する対価としてです。
小生は誰がどのような過程で利益を得ようが、その事自体にはあまり関心はありません。
「社会全体の文化的意味合い」も同様で、今回の著作権の議論とどのような関連があるのかよくわかりません。
いったい「社会全体の文化的意味合い」とは何ですか。小生にはあまり具体的なイメージがわかないのですが(まさか「誰かのものはみんなのもの」とかいって、本来有料で販売されてしかるべきものを不正コピーを容認して、無料で享受しようということではないでしょうね)。
それは、Kさんが自分の主張(ドロボーの論理)を補完するために持ち出したあいまいな概念以上のものに見えないのですが。
小生の主張はシンプルです。
(1)作品(著作権を持つ)に対する対価が必要であること
(2)作品(著作権を持つ)に対して敬意が払われること
の二点がとりあえず必要と考えています。
作品(著作権を持つ)の無断盗用は、(1)も(2)も無視することになります。
こうした対価と敬意を確保するために、現行の著作権法、知的財産権法は必要と考えています。
>今回の事ですが「泉谷しげるさんが苦情を言っている」のでしたら南青山さんの主張は正しいでしょう。また、音楽配信をしたのなら南青山さんの主張は正しいのでしょう。
これもドロボーの論理です。
Kさんは本人が知らなかったら、何をしてもいいというのですか。
小生の主張は、泉谷の詞を引用するなら、まず泉谷(およびその著作権代理人者)に許可を得てから、あるいは代価を支払ってからすべきというものです。
「泉谷しげるさんが苦情を言っている」かどうかを確認するのは、それを引用しようとする人がすべきなのです。
>「現行の法律は正しい」という意見でしたら「論理的にそれを説明すべき」でしょうし、「今回の例でも実損がある」と主張されるのでしたら、そこを論理的に説明すべきです。
これもドロボーの論理です。
なで、法律学者でも、立法府の一員でもない小生が「現行の法律は正しい」ことを「論理的にそれを説明」しなければならないのですか。
小生は現行の著作権法を一通り目を通し、それに関連する文章や議論に触れ、小生の論理として、著作権法は守るべきであり、もちろん改善すべき点、議論をすべき点はあるでしょうから、そうした議論には積極的に参加する必要があると感じています。
しかし、「現行の法律は正しい」ことを「論理的にそれを説明」する義務はありません。
Kさんは法(律)の意味をどのように考えているのですか。
小生には、これまでのKさんの議論を見ていると、どう見ても学則レベルの理解(学則と法律の混同)しかしていないように思えます。
>再度書いておきますが、Kは「現行の法律では許されない」のは分かっているが「この法律は適切とは思えない」と主張しています。
Kさんがそのように主張するのは勝手ですが、この議論も、小生には学則レベル、学級会レベルの議論にしか見えません。