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(回答先: 著作権は保護されるべきですが、著作権の関係者の既得権は別 投稿者 考察者K 日時 2005 年 12 月 18 日 07:29:52)
議論のレベルが低くなってきたので、問題点について簡単に答えることにします。
>少ない金額でも盗めば罪でしょうが、この掲示板に「音楽の詩の部分だけ」が書かれた事によって「誰も実質的に損害を受けていない(南青山さんのように考える人の気分は悪くなくのは別)」として、どこに「少額ながらの窃盗」が成り立つのでしょうか?
ドロボーの論理です。
歌詞1曲くらいならいい。→OK→一人が1曲ずつネットにあげる→すべての歌詞がデジタルデータ化され転用される
これくらいのことが想像できないのかな。
>南青山さんの意見が正しいのならば、古書販売、中古販売の方が著作権者(文化作成者)への実損は大きいと考えられます。
こんなことを書くくらいだから、Kさんは知らないのでしょうが、ブックオフなどの進出によって、多くの出版社(とくに漫画系)は大きな経済的インパクトを受けています。
小生は、ブックオフのような(二次使用料を版元および著作権者に支払わない)業態はドロボー行為と同じと考えています。
>ここを突き詰めていくと「何も文化は発展しなくなってしまう」ので、深くは語りませんが、著作権というのは「著作権の関係者の既得権」という作品制作者とは別の種類の「既得権」です。
Kさんは著作物の自由(無料)利用が文化を発展させると考えているのですか?
それは文化をまったく理解していない人の発想、ドロボーの論理です。
>しかし、キャラクターの似顔絵をホームページに掲載するのは「法律的にはともかくとして、作品を広める宣伝効果」という意味合いの方が現実的には高いはずです。
これもまったくドロボーの論理。本当に想像力のない人ですね。
>広告ポスターと「似顔絵を掲載して、その作品に感動を覚えたという感想文を書いた」として、そこには「ほとんど差異はない」と考えられます。あるのは「許可を得たか?無許可だったか?」という資本主義体制の都合だけかもしれません。
意味不明。
>そのような点も考えた上で「何が、著作権者に実損を与えるのか?何が制作意欲の後退に繋がるのか?作品の販売のピークは?」とかを総合的に判断する必要があります。
作品の販売のピークは、版元および著作権者が決めることです。
「総合的に判断する」の「総合的」とは何を意味しているのですか。
この辺があいまいだと議論のしようがありません。
>文化には「互いに影響を与えながら、より発展させた方は良い」という面もあるとKは考えています。例えばシャープはX68000のシステム関係のソフトを全て公開し著作権フリーの措置をしました。「資本主義の社会では愚かな行為かもしれませんが、サポートも止めた、絶版のソフトの著作権を主張する会社よりは【企業としては正しい】のだろう」とKは考えています。
これもバカとした言いようがない。
「文化には「互いに影響を与えながら、より発展させた方は良い」という面もある」のは、お互いが創造者の場合です。Kさんのように、誰かに作らせて、それをただ消費するだけでは、「互いの影響」はありません。
商品を購入するという交換課程(マルクス的な意味での)が間に入れば、それは確かに「互いに影響を与える」事になると、小生は考えます。
しかし、Kさんの発想にはそうした交換過程すらない。
なお、シャープのX68000のシステムを公開したのは、著作権所有者(シャープ)がX68000に対しての商品価値をゼロと見なしたからです。平たくいえば、売れなくなったし、サポートもする気がなくなったから、公開したのです。まったく、資本主義の社会での愚かな行為ではありません(サポート代もままならないですから)。
小生の知り合いで非常に優秀なフリーウェアをいくつも作っているプログラマーがいますが、なぜシェアウェアにしないのかと一度訪ねたら、サポートが面倒だからという答えでした。世の中、そんなものです。
>著作権保護の2〜3年の根拠ということですが、作品の「新作パワー」という意味ならばそれ以上は持続はしないと言う意味です。後は、ポチポチの売り上げでしょう。それでも作品を作った人には「作品を販売して売れる限りは版権が入って良い」と考えますが、絶版になった作品(既に新規には作らないCDなど市場在庫の整理分しか出回っていない作品)ならば、「著作権に意味はない」と考えられます。その作品の歌詞を掲示板に書いたとして「ベスト版」等の売り上げに影響があるとは考えられません。
Kさんはパソコンのアプリと著作物一般とを混同していませんか。
少なくとも、小生の議論は、長期に渡って「新作パワー」とやらを持続するようなものを問題にしています。
読み捨てにされるようなミステリーでも、書籍→ノベルズ→文庫というかたちで再利用され、最近では、文庫の少部数定期的増刷という戦略で売り上げを計上しています。
当然、5〜10年に渡って商品価値は持続します。
2〜3年くらいしか寿命がないのは、パソコンのアプリくらいなものです。
>南青山さんの意見は「良い・悪い」のデジタル思考の二元論に陥っている気がします。
頭が悪い人によく見られる、議論のすり替えです。
デジタル思考を否定するなら、ネットやパソコンは使わない方がいい。
二元論だから悪い、というのは、単細胞馬鹿の言い草であり、何が問題なのか、どのような議論がなされているかが、問題にされなければなりません。
>罪の軽微を問題にするのではなく、その行為が「本当の意味で罪に値するのか?」をKは問題にしています。Kは前から「法律の文字面のみを問題にすべきではない」と主張していますが、南青山さんのような人が増えると息苦しい「言葉だけ丁寧で礼儀正しいだけの社会」になっていくでしょう。
だから、いい加減うんざりしてきたので、これで最後にしますが、小生も「罪の軽微」を問題にしているのではなく、「本当の意味で罪に値するのか?」を問題にしているのです。
Kさんが「法律の文字面のみを問題にすべきではない」と主張するなら、日本から出て行った方がいいでしょう。
少なくとも日本は法治国家であり、少なくとも最低限「法律」を遵守すべきだからです。
それぞれ勝手に「法律の文字面のみを問題にすべきではない」と主張し始めたらどうなると思いますか。
>南青山さんのような人が増えると息苦しい「言葉だけ丁寧で礼儀正しいだけの社会」になっていくでしょう。
法律違反およびオリジナリティ、創造性を問題にすることが、どうして「言葉だけ丁寧で礼儀正しいだけの社会」になるのですか。
Kさんのような、他人の創作物でも勝手に使っていいんだと考えるような人ばかりの社会の方が(50〜60年代の欧米の物まね明かりしていた日本や、近年の中国、アジア諸国のような)、よほど息苦しく感じますが。