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(回答先: それほど単純な問題ではないのだろうと考えます。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 12 月 17 日 08:49:47)
考察者Kさん
彼は甘かったのです。木村建設のように初めから騙すつもりであればもっと稼ぐことができたでしょう。
今の世の中はカネが全てです。
カネを持ってどこかに逃げることが出来ればそれが成功と言えるでしょう。
要は、自分のやっていることが正義と信じて疑わない人か、自分が悪の権化で全ては自己の為に存在すると思えない人以外は徐々に脱落していくでしょう。
そんな人が社会に存在するわけは無いなどと、戯言を聞くつもりはありません。
組織上部にいる人たち、木村建設やフューザーを見れば現代社会の縮図です。
姉歯氏は個人経営で信用がないと仕事が出来ないと勘違いしている節があります。
今はカネがカネを呼ぶのです。
信用は逆に周囲と共に没落せざるを得ない状況に追い詰められる可能性があります。
木村建設やフューザーは人を見誤りました。
もっと合理的にカネのことだけ考えられる人や組織を使うべきで手広く行うべきではなかったと思います。
現にすでに数箇所の設計事務所との取引の事実が徐々に明らかになってきました。
結果(カネ)が全てで過程は全く意味を為しません。
結果を出すための過程であれば多少は受容できるでしょう。
過程だけなどということはありえない選択肢です。
カネにならない仕事は仕事ではなく遊びなのです。
有害であって忌避すべき存在です。
所詮この世は騙し合いです。
厳しくなれば結果的にはマージンと言う名の安全が犠牲となるのは仕方のないことでしょう。
あとは、あくまで「自己責任の問題」であって、個人の利益は個人が責任をもって守らなければならない時代なのです。
追い詰められてからパニックを起こすよりも、何が起こっても対応できるような柔軟性と何か行動を起こすときの最低限の知識が否が応にも必要となっていると思います。
これは小生の意見であって本心ではありません。
しかし、これが現実であって受け入れ難い事実でもあります。
しかもこの現象は皆が無意識に受容している概念でもあります。
実際に、「被害者になるまでわからなかった」などという話はまさに無意識に受容している証ともいえると思います。
そうです。「被害者」になるまでわからないのです。
しかも現在は、仕事をしても収入が少ない厳しい時代です。
つまりは取り返しがつかない時代ともいえるでしょう。
必死に働いてもミスが受容されにくい、まさに「生きにくい」時代です。
崖の上にいることなどしらない。自分に与えられた立場は砂のように崩れているのに・・・
落ちてみてはじめてわかるのです。
しかもその落差は自分の幼少の頃に比べ死の危険を伴うほど高くなっていることも当然わかりようもありません。
つまりは、生き残るためには人にわからないように突き落とす必要があるのです。
そこまでしなくとも、落ちそうなところに人を集めるだけで十分です。
そうしないと生き残れない。木村建設やフューザーはその事実に忠実だったと言えるでしょう。
姉歯氏は残念ながらそこまで達観できていなかったとも言えるでしょう。
もちろん、木村建設やフューザーなど人たちがそういった事実を認識した上で行動した訳では恐らくないであろうことも付け加えておきます。
そして、そういう意識を有している人はもっと頭が良く、社会的上位に立つ人たちの中に存在するだろうことも同じく付け加えて起きます。