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(回答先: 代えはいくらでもいますよ。気にしてたらこっちがやられますよ。 投稿者 piyopiyo 日時 2005 年 12 月 16 日 22:52:12)
>piyopiyoさん どうもです。
>【自分のことだけ考えればいいのです。】
ここは正解と同時に罠とも言えます。例えば、今話題の姉歯建築士ですが、Kは「姉歯氏の罪は軽い」と思っています。ただ、建築会社に比較してと言うことです。
この問題は多分、建築会社は「主導的に手抜き工事をすると、ばれた時には、会社に100%の責任が来るから、言い訳する要素を下請け業者を脅して作った」という種類の問題でしょう。現在の建築設計士は「顧客との窓口が少ない」ので「元請け会社に逆らうと食っていくのは難しい」という面があります。
姉歯氏には木村建設との関係を持ったときに2つの選択種しか無かったことを考えなければなりません。
「悪の仲間となり、自分も勝ち組に回ろうとする」という選択と「良心に従って、不正と戦っていく」という選択です。姉歯氏は前者を選択し、結果的に破滅しました。では、後者ならば破滅しなかったのか?建築士が巨大な建築会社と対立しては、多分、もっと早い時期に破滅していた可能性は高いでしょう。
ここを考えると、どちらにしても破滅してしまう。という考え方が成り立ちます。
つまり「自分のことを第一に考え、脱労働者階級を目指し、他人を蹴落としながら自分のみの成功を目指しても、庶民の連帯の中で権力構造と戦うという選択をしても」どちらにしても、破滅する可能性が高い。と言うことになります。
で、僅かでも、未来に明るい展望を見いだすとすれば「庶民の意識の改革」に期待する。
と言う手法しかないでしょう。どの様な事かというと「個人と組織の権利の不均衡を是正する」と言うことです。「企業が企業論理で労働者に犠牲を促すならば、労働者は即時に法的手段に訴えられるという社会」が必要であり「組織と険悪になっても、何ら不利益の起こらない社会」が必要なのです。
その方向で少しでも歩を進めていかないと、おちおち勝ち組にも回れないとも考えられます。姉歯氏と同じになってはクズになった上で破滅です。