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(回答先: 囲炉裏風七輪持参で馳せ参じます 塩焼きで飲みましょう （阿修羅同窓会実行委員末席） 投稿者 膝枕 日時 2005 年 12 月 15 日 11:53:33)
以前膝枕さんが紹介すて下されたページ、再度あんがとごぜますだ。一度やったらやめられねえ、っつ典型だすなあ。電気なすでも生活はでぐって思います。火はマッチで熾して、風呂はああいうふうさすて、飯（いい）はかまどで炊ぐ。おらもガキのころはかまどさはかまば乗っけて、グツグツと煮えたら薪ば少しずつ減らして（はじめとろとろなかぱっぱ、とは飯炊きのこったっついいますが、どうもまだその意味は不明だすが）、最後は熾（お）き火で蒸らす。玄米もこっだらやりかただべかなっすい。風呂も薪で炊いてますたが、火お越しは竹ばフーフー吹いてますたな。おらのおやずの田舎では井戸水ば風呂さ流し込むんで、兄弟で交代でギーコギーコ井戸の取っ手ば上下さすてますた。
んで、明かりはランプで、トイレは掘っ立て小屋の中さ掘った穴さすんだども大は縄で拭く。人の使ってねえとこばうまくみつけながら拭くんだす。田舎はこっだらこつが普通だったすが、都会化の波は電化と車と、あんでもかでも化石燃料さなつまって、大気汚染だすな。人の心はすさび、環境は破壊され、・・・つくづく語りてぐなりやす。
話は戻りますが、やっぱ、南の人間は北さあこがれるんだな、っつつくづく思うっす。だども、この逆もあんだすな。
おらが沖縄さ住んでいたときには、真冬に団体が北海道から沖縄さ旅行さきて、ゴルフばすてゆぐ。ゴルフ場で知ったんだども、マイナス２０度の世界からプラス２０度の世界さやってくる。気温差４０度だよ、っつて驚いてたんだども、さらに驚くのは、グリーンや芝が青いこったっつ。ま、着色料もつけてんのがゴルフ場だども、芝がユジもねのに（当たり前だすが）青々すてんだす、びっくらこくびゃあ。
ちょこっつ歴史ば紐解けば沖縄の人たつは原始生活ば強制されたんだから（先の大戦だす、ヤンバルさ逃げ込んだり、ガマさひそんだり、そすて、敗戦近くには日本軍から「国ば守るから出てゆけ」っつ、殺されたりおん出されたりすたんだども）、二度とイヤだというか、っついうとそうでもねえらすぐ、いまや米軍の存在さイラつきながらも、砂浜で「ビーチパーティ」、あれは戦時中の苦しみば忘れねえためにあんだ、なあんて言いながらフィージャー（山羊）食ったり・・・。
ふんでおらだはデラスネさんも含めて西表のヒルギの茂る浜辺の「山小屋」ば夢見る。
だいたいビーチパーティは泡盛飲んで車座と手拍子だすが、うるせえのは発電機の音だすな。波の音がかき消されるほどだす。パーティが終わってみな寝静まってから、ようやぐ静けさば取り戻すんだども、結構みんな寝ねではあ、男女の会話が聞こえたりする、場合によってはもっと進んでる。
今みてぐ、こういう寒いときは北海道の積雪がええのか、南の海辺がええのか、好きにすればえんだすが・・・。ま、おらの住むとこは膝枕さんとおなず中間地帯だすが。
沖縄では膝枕さんがおっしゃるような、世捨て人、つまり都会から沖縄に移り住んだ人々は多いんだす。海洋博で仕事さきてた人たつが大量に残留すて、結婚すて、住み着いて、毎日潜ってるって人が多いっすよ。本土は恋しぐねんだとは。
ほんでも強いて不満があるといえば、どこさ行っても海、陸が終わってすまう、どこさへも行きようがねえ、このまま人生終わるんかって疑問ばもつらすいだども、なんて贅沢な不満だすか。この日本とておんなずだすがなあ。どっからも攻められず。
おらも北海道さ会社の支店と工場があったもんで、ときどき出張で行ったこつあんだども風景ば楽しむ暇はねがったすが、いまだに強い印象ばもってるんはアイヌの人たつの生活（観光で見ただけだすが）、あの暗いアイヌの民家はなんか懐かしさば感じます。むがすの家（農家だすが）は台所から居間さにかけてはみんな暗かった。ふんで縄文ば彷彿させる模様のはいった衣類、これむがすのモンペと共通すると思いますだが。それと秋の真っ赤なナナカモド。層雲峡あたりのすか知んねんだすが。くいもんは残酷鍋（鮭鍋）だすか。
おらの姪っ子は北海道の酪農家のヘルパーばやいに行って地元の人と知り合い結婚すた。幸せに暮らしてるようだすが、旦那ば補助する副収入は地元のバスの営業所長（たった一人、バス停の番人みてなもんだす）、これがええゼニくれるらすいっすなあ。冬のバス停の雪かきが大変で、妊娠中は本土から甥っ子が手伝いさ行ってますた。んで、うらやますいぐらい大きな家ば立て、ほんでも山ん中だから金の使い道もねぐて、ローン支払いながらでも余裕らすいっす。ま、やるなら夢見るだけでねぐて、こだら実践が必要かと・・・。膝枕さんはすごいと思います。
雪といえば、おらは山形さおったからイヤというほどわがんだども（まうがすは積雪も多かった、今は少ないらすいっす）、小学校へは、スキーで行ってますた、学校さ着いたときは汗だくだったす。夜になっと車のわだちが凍結すっから、雪スケートっつ、先の丸まったスケートがあって、ほんで友達の家さ行ったりすて遊びまわってますた。小学校のグランドは長い冬のあいだは深い積雪で真っ白で、それが春先に待ちに待った東風が吹いて、新学期のころは雪解けでグジョグジョんなって、ほんでも黒い土が顔ば出す頃は、あったけえ春風さ浮かれます。東風吹かば匂いおこせよむめの花、なんて、春風の恋しさは南の人さはわがんねえべすな。
先日テレビＮＨＫで新日本紀行の古いのと新らすいのとやってますたが、真室川の及位（のぞき）地区の映像が出てますた。小学校まで７キロ、うらやますいなす。九州さ居たときがこの半分はあったす。これ以上語ると長くなんでやめときますが。
おらはサラリーマンばやめて１０年近くになりますが（大震災のあと会社ばクビになりますた））、おかげさんであっちゃこっちゃ（むがすからだすが）出かけては好きなようさに暮らしてます。
んでもおらの終焉の場所はどうも兵庫県加古川市（ただす山ん中だすが）みてだなっす。湖畔の周遊なんてしゃれ込んだもんではねっすが、なんすてかっつうと、例の播磨工業地帯が近くに見えてんだす。山から見ると、ほりゃもうもうと煤煙ば吐き出して、姫路あたりまで続いてますな、こん工業地帯は。んで、地元の人さたずねたら、煤煙は山まではこねえ、っつうことば確認すてますが。
兵庫県ってえ、日本列島の縮図、っついますか、なのに南部の播磨西部は但馬・丹後よっかも寒いとこなんだす、これが。ＹＡＨＯＯの天気予報
http://weather.yahoo.co.jp/weather/
で見ればわがりますが、赤穂浪士の町は大石内蔵助の妻りくの出身地の雪深い豊岡よっか最低気温は低い冷えるとこなんだすよ。姫維市も寒いとこだす。これさ比べて東播磨、神戸方面はだいたい温暖。gataroさんが詳しいべす。ふんでも、今年はまだ師走だっつのに格別冷えてます。
例年なら少々寒くてもストーブは師走は焚かず、もう我慢なんねっつう正月の半ばあたりにストーブば出すわげで、それが今年は月はじめから使いっぱなし。滋賀県余呉町っつう小さなスキー場のあるとこがあんだすが、あそごは関西だども一昨日は１メーター７０センチも、一晩で積雪すたっすが、（ま、この南が有名な新幹線ばとめる関が原の豪雪地帯だすが）、北海道の人さはどないに映るんだべか？
つとばっかす仕事の気ば抜いて、あれこれと勝手なこつば書き連ねますた。
楽しみだすな、山小屋での会合。
炭はおらが近くの山のモッコクばとってきて（邪魔なほどあります）焼いておきます。日本のどっかの銘酒でももちよって、（生成発展プログラムさんの言う「大信州」も飲んでみてなっす）おらのイタリア料理と玄米食でもてなします、あっつ、玄米はだめだすかな。
ダムでとれるブラックバス料理も今後食糧難ば考慮すると必要だと・・・、んだども水質汚染は深刻だすな。ま、うまいもんみつけときます。加古川でとれる戻り鮎の塩焼きもええすな。
加古川の酒蔵（さかぐら）は西の灘（なだ）といわれるほどだす、うめっすよ。
ああ、心はすでに播磨の国なれども、神戸から加古川。新風土記ば作らねば。
おらの住まいのヒントは、日本標準時のいなご（国道１７５号）沿いの子午線上さあっから一度走ってみてけらっしゃい。北は城崎までだすよ、ああ、あそごのカニが食いてえ、外湯めぐりがすてなっす。今頃は雪の中だびゃ、むにゅむにゅ。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。