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(回答先: 山小屋 隠遁生活の 本当の意味 投稿者 膝枕 日時 2005 年 12 月 13 日 13:31:47)
膝枕さん、こんばんは。
ま、おらは年にかかわらず社会へのどろどろとすたかかわりは捨てるこつはでけませぬが、宗教的な意味ではねぐとも精神の安寧は求めてますだ。時とすて何もかもなげうって山さこもりたぐなる衝動さ駆られます。そのつもりで山小屋風仕事場作ったけども、この真冬の天気で仕事どころではなく、こもる時間がありません。かわいい花(の苗が主です)どもがシベリアさ居るみてで、寒い寒いって、悲鳴ばあげてますだ。放っておぐわげにもんがず。朝晩山小屋から自宅さかけつけてます。
そうすて温室作りやってるときに不思議なもんで、ひょんなこっておらに農地ば買えってのがでてきたんだす。調整地域なんだども、一反ほどの農地(地目は雑地)と宅地で格安、江戸の人々には理解できねえ破格の値段ですだ。そこがまた例の昨年の加古川の7人連続殺人事件のあったところから近いもんで、またその前の年の女性4人連続殴打(一人死亡)事件さも縁のありそうなとこだすから相場は押して知るべす。庭いじりばすてるときさにたまたま立ち寄ったおっさん(おらと同期みてで、孫がおんだとは)がそっだら場所ば、事件は伏せて紹介すた。おらは「土ばいじりてえな」って言ったと思いなしぇえ、二つ返事で「んだらばえがとごあんだよ、これが」ってなわけで。最近、九州の山育ちのおらは山が恋しくてすがたがねぐて、恋しさは、愚民党さあが書いた「ディアラ」(まだ途中みてだす)の心境(縄文人の血が流れてる)なんだべなっす、おらの存在自体ば問い返すってな気持ちもあんだすな。なんのこたねんだす、自然さおらを戻す、死んでもおんなずこったすな。そっだら欲求が強くでてきますて、死ぬまで歩く、歩けねぐなったらその場で息ば引き取りてえな、っつ、かあちゃんと話してるとこだす。
おらさとっては実はその農地はどうでもよぐて、近くのダムがあんだども、これはgataroさんも知る有名な加古川のダムのあるとこで、ここだけが「ため池」のイメージと違って、ま、江戸で言えば相模湖ダムみてなとこだす。あっだらとこさ住めれば、って江戸の民は思うんだども、つとばっかす医者や買い物なんぞが不便なとこだべす、だどもこっちゃは町さも近えんだども、「ため池」の周りが完全な「山」なんだす。高砂町(?今は「市」さなったはずだすがや、おらは時勢さうといもんで。例の「高砂やこの浦舟に帆をあげて」っつう能で有名なとこだすが)さもすぐだすが、ここはカルストさ近い石灰岩の岩盤で、そのため、ダムば取り囲む山々は低ぐすてかつ毎日気軽に登れる山なんだす。んだからおらは早速そのダムさ行って、周囲5キロの湖めぐりと簡単な山登りを、おらの阿修羅復帰記念のためにすでに2回もやりますた。んで、おらの終生の生息地はここさ決めた次第だすが、まだ定着のための土地の交渉はでげてねっす。野中の一軒屋はすでに過疎化と人口減少と路線価格のとめどなき低落さによって、見るも哀れな価格だすが、おらは人が居ねえほうが気楽でえっす、自然さ取り囲まれて知ねれば、自然さ同化でけるって思う次第で、まだ紅葉のなごりもありありと感じられる風情さ、終日溶け込んできますた。手近な浄土かもすんねっすよ、んで気づいたんだだすが、夕日のきれいなこと。夕景色はおらは嫌いだったんだすが、はずめてありありと、まさに西方浄土ば見たかのような冬の夕べの情景、それば写すダムの湖面、夕映えがねぐなるまで見とれてますた。寒いんだども、値は千金。さ、どこでしょう、gataroさん。同じ山間のダムでも呑吐ダムとはまたまったく違うイメージだす。
膝枕さんのおっしゃるジェイムズガーナーなんざ、探偵ロックフォードシリーズはよぐ見てますた。ロックフォードのおやずと二人で活躍するま、ドラマの終わりは毎回喜劇だすな、ウイットがきいてた。再放送で夜中の11時ぐらいからのほうは欠かさず見てますた。ガーナーは史上最大の作戦でも渋い演技ばすてますたな。そういやあの頃の俳優は洋画とはいえ、ちょっと古いのはジャンギャバン、これはむがすのテレビ名画座で中学生のころ連日見てますた。フランスのジャン・ルイ・トランティニアン、アメリカで、ゲーリークーパー、ヘンリーフォンダ(怒りの葡萄は今でもやめられません)、ライフルマンのチャックコナーズ、ララミーのジェフハーパー、透明人間、ドーソン警部、スティーブ・マックイーン・・・うーん、ここまで言うと、ついつい勝手に乗りまくって、ローハイドは打っちゃってでも、ほかさらに遡ってワードボンドとロバートホートンの「幌馬車隊」、ンチャチャチャッチャ・ンッチャチャチャ、てな主題歌が聞こえてきますだよ。キモサベのローンレンジャー、西部劇ファンだったす、第五騎兵隊、リンチンチン、コルト45(フォーティファイブ)、その名をスミスという男、テキサス決死隊、ラレード---最近の映画がつまんねのはアクションさ走り過ぎて人間が描かれてねんでねべか。んだから韓流がはやる。人間ば描いてっかんね、それにドラマとすてのストーリーとスジがしっかりすてる。
おらはチャングムば欠かさず見るようさすてます。毎週土曜日の夜中が楽しみで。
加古川の近くの例の女性4人殴打事件は志方町っつって、三島由紀夫の本籍地だす。なんか狂気ば感じるすごみのあるとこだす。加古川市でもああいう事件が起こりますたが、地元の人たつはいたって親切。ああいう事件があって以来、何事もなかったかのように初対面のおらには親切、ますます心ば開くような努力ばすてますだ。結構近辺さもおんべす、ああいう人たつは。おらの今の住まいのとこでは学会の人たつも多いんだども、この人たつは無害だすな、気をつけねばなんねのはおら自身だと、自らさいい聞かせてんだすが、それよっか格段に気をつけるべき人、それは民生委員だすな。この人たつは結構孤立すてんだす。んだから以前名古屋あたりで殺されたりすてる。おらのも含めて人の消息ば根堀葉堀聞きまわるもんだから嫌がられて、すかも名士なんでべすなあ、えらそうにすてるもんで、んだから逆に警戒されてるようだすなあ。共産党のずんちゃんばんちゃんたつのほうが、今はつとばかすいエロ化すてんだども、まだ安心でけるような気がすて、へい。
デラシネさん紹介の中島敦「山月記」、これは高校時代の教科書で全文出てますた。小説というよりも説話風の展開がおもすいんだども、非常に人間くさいところと自嘲的な語りが印象さ残ってます。短編ですが小説自体さには感銘ば受けてます。
ま、お元気で。