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生産手段の所有とは何か?
http://www.asyura2.com/0510/idletalk16/msg/327.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 12 月 08 日 22:44:11: YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: 根底にある認識として 投稿者 如往 日時 2005 年 12 月 08 日 04:00:55)

如往さん、どうもです。

生産手段を所有する事とはどういう事なのかを考えてみたいと思います。
労働者が生産手段を所有するとはどういう事なのでしょうか?
あなたはこれこそが奴隷状態からの開放だとおっしゃいます。
物を生み出す能力を持つ事こそが誰にも支配されない為の条件であると。

現在の資本家による支配とは
資本家が生産手段を独占し、労働者が生きていく為には
生産手段を持っている資本家に頭を下げて「働かさせていただく」事が必要である
という事によって貫徹されております。
それで、この生産手段の独占をやめさせて労働者も生産手段を持つようになっていけば
資本家による支配から脱する事ができるという事なのでしょう。

それは言わば労働者も資本家になる事です。

私はこの社会の支配は
生きていく為に金が掛かり過ぎる
という事で貫徹していると思います。
だったら、生活の為に必要なお金を少なくしていけば
支配は緩和されるのではないでしょうか?

生活に必要なものの低価格化ないし無料化によって人間は支配から脱する事ができると思います。
それを行う為に生活協同組合は大きな寄与をする事でしょう。

労働者が私的に生産手段を所有するのではなく
生活協同組合によって所有された生産手段が安価な商品やサービスを提供していけば人間は解放されるでしょう。

デフレ悪玉論やインフレ悪玉論がありますが
あの論議はアホだと思います。
肝心なのは物価と個人の所得の関係です。
物価上昇率よりも個人の所得上昇率が高ければいいだけで
逆に物価下落率よりも所得下落率が低ければいいだけです。
相対的な問題であり、その関係を無視して
インフレがいいかデフレがいいかなんて論議しても意味ありません。

>根底にある認識として
http://www.asyura2.com/0510/idletalk16/msg/318.html
>投稿者 如往 日時 2005 年 12 月 08 日 04:00:55: yYpAQC0AqSUqI

>(回答先: 如往さん、レスありがとうございます。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 >12 月 07 日 22:39:55)

> ここ阿修羅でも社会的諸問題の包括的な考察や分析は、あっしらさんをはじめ多く>の論客によって深化して来ていると考えています。

そうですね。
ただ、議論をもっと系統的にする必要はあると思います。
その為には板の設置を大分類・中分類・小分類というように階層的に行い、どの議論がどこまで行っているのか分かりやすく掲示する事が必要です。

>そして、一部ではすでにアクションのためのベクトルを設定しようとする段階にまで>達していると想われます。

アクションとしてはブログがありますが如往さんはブログを作られていらっしゃるのでしょうか?
この阿修羅の投稿者はなるべくブログを作っていただき阿修羅をもっと多くの人に宣伝して欲しいと思います。
私はあえて自分のブログでもワヤクチャを名乗っておりますが、他の方もなるべく同じハンドルネームでやっていただければと思います。

>もちろん、実際にアクションを起すか否かは各人の裁量に委ねられるべきものでしょ>う。

当然です。

>しかし、絶えず自問が繰り返されるのは問題解決の主体性を如何に把捉し継続してい>くかということではないでしょうか。

問題解決の主体形成は個人間の関係性にかかっていると思います。
認識の一致をどのように行うかです。
私はより多くの人と様々なテーマについて認識の一致を得るべく対話を続けているつもりです。

> そこでは最早問題の解決の方向を探ることではなくて、問題に取り組む主体を形成>することが課題として現出してくる筈です。

いや、その前に問題はちゃんと捉えられたのでしょうか?
例えば「小泉政治」についてどれだけの分析がなされたのでしょうか?
私は「小泉政治はもう沢山」というブログと「小泉政治とは何か?」というブログの2つを作りました。しかし、小泉政治の分析は遅々として進みません。
私の問題意識が散漫な事が大きな原因でしょう。
もっと小泉政治の分析に集中的に取り組まねばと思っているのですが。

>すなわち、匿名性極まりない需要を特定して制御するために不特定なる消費者を纏め>上げて如何に問題解決の駆動力として再構成するかが具体的なテーマになってくると>想われます。

私は一個人の消費者が生協に対してどのような要求を突き付けるのか?
という点を重視します。
生協の組合員である消費者は自ら出資している事によって生協にオーナーとして注文を出す事ができるのです。
どのような注文がなされるのか?
この点が重要なのです。

>先ずはそのような観点に至った中で下記に挙げた荒岱介氏の認識を私自身も共有して>いますが、おそらくあっしらさんもこれまでの言説から推察するに、限りなく近接し>た認識を土台にして論理を展開されていると考えています。

そうなんですか?
また、読んでみます。

> 『近代の超克論者 廣松渉理解』出版記念講演(上)
> 結局、神学と科学主義をこえられなかった左翼
> http://www.bund.org/opinion/20050125-1.htm

> 『近代の超克論者 廣松渉理解』出版記念講演(下)
> 生物種としての人間から考える進化論的視点
> http://www.bund.org/opinion/20050205-1.htm

> >何が肝心な問題かを最初に議論した方が効率的かも知れません。

> 私はここ2,3年は「人類の自己家畜化現象の進行」を問題と捉え、それに抗うこ>>と、すなわち人間が自ら奴隷化することを防ぐための方策を模索しています。

人類の支配方法をある人々は常に更新し続けているでしょう。
9.11などもその手法です。
家畜化からの脱出は「何が行われているのか?」をめぐる対話であると思います。

>生産手段を所有しないことは奴隷であることと同義ですから、直截に申せば奴隷状態>からの解放は生産手段を所有することにより現実化することになるでしょう。

問題は生活の基盤です。
生産手段とは交換価値を生み出す手段の事なのです。
我々に必要なものは使用価値であり、生産手段を私的に所有せずとも
安価な使用価値を入手できればそれが開放です。
その為に生協が役立つと考えているのです。

> そして、近代世界の只中にある人間にとって「自由」とは「自在(性)」=“自己>が在る状態”を担保していこうとする当為と捉えていますが、担保していく場合には>生産手段の所有がその拠り処となり得ます。

生活基盤の確保こそが自由の為の条件でしょう。

>以前にも述べましたように、私は、宗教や偏狭な圧力団体の力を頼みにしないのなら>ば、変革の駆動力の基盤構築に資するためには労働者(生産主体)による生産手段の>所有(領有)の状態が生み出されることが肝要であると考えています。

人間の生活を安定させる為の社会機構をつくればいいのです。
所有は重要な問題ではありません。
但し現在の権力は所有を基盤としているので、この所有を制限する必要はあるでしょう。
私的な所有から社会的共有にあらゆる生産手段を転換する事によって個人は解放されると思います。

> (蛇足になるかも知れませんし、多分阿修羅ではhouさんあたりが詳しいのでしょう>が、マーケティング論の用語に「計画的陳腐化」があります。例えば、耐用年数が1>0年以上の自動車タイヤの製造が技術的には可能なのに、販売戦略的(意図的・計画>的)に耐用年数5年位におさえることを意味します。

だから消費者権力によってそのような「意図的品質劣化」を防止する事が必要なのです。

>無論、5年以内に買い替えるといった消費者動向の読みも算入され、時には消費者の>買い控えや環境問題指数等がフィードバックされ生産調整がされることはあっても、>供給が需要をコントロールしていることには変わりなく、主に耐久消費財では日常的>に行われています。)

つまり「賢い消費者」が世界を変えるという事です。
環境に配慮する賢い消費者の権力を樹立する必要があるのです。

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