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(回答先: 左翼の改良主義と革命主義について [ワヤクチャさんへ] 投稿者 あっしら 日時 2005 年 11 月 28 日 03:31:25)
>日本のみならず世界レベルの“良心的”支配層(存在するとしたらですが)が愚かであ
>るが故に、大多数の人々の生活条件を良くすることが自分たちや大企業にとって最大の
>利益であるという認識ができていないのであり、戦後日本の経済成長を顧みればわかる
>ように、大多数の国民の物質的生活条件を良くすることこそが、供給主体(企業=資本)
>総体そしてそれを基盤とする政治的支配層の安定的利益にとって最も重要な条件なのです。
>(世界支配の強化を目論んでいるより“狡猾な”支配層は、そのような論理を知ってい
>ながらそれを実現する政策を否定し葬り去ろうとします)
世界レベルの支配層は、極論的には、経済成長に伴う安定的利益を目論んでいるのではないと思います。
支配層というからには、支配することが目的ではあるのですが、経済的利益追求は、支配する為の一つの手段であって、それが目的ではないでしょう。
国民の生活条件を不安定にしておくことで、国民は安定を求め競争し、また安定を得るために何かしらの権力者(支配者)の側に立つことを欲求させ、支配―被支配のピラミッドの形成をすることも、また支配する為の一つの手段となり得ます。
支配する為の手段は多種多様に繰り出されます。
また、それらの手段は支配するという目的の為の手段ですが、支配するという目的も、また違う目的の手段ではあります。
なぜ彼等が支配しようとする必要があるのかという真意を知ることも必要となるかもしれません。
ただのゲーム感覚というほど、彼等が愚かとも思えません。
彼等が、「支配」という手段で得ようとしているものは、もっととてつもない次元の違うものだと予想しております。(それは物質的なものではないはずです。)