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(回答先: 国籍について考えなければいけない。(Kの総括的国家戦略論) 投稿者 考察者K 日時 2005 年 11 月 20 日 10:29:46)
考察者Kさん、こんにちは。
Kさんの国籍という認識と、在日韓国朝鮮人の認識は、どこから得たものでしょうか。
ご意見が長く、お互いに関係していると思いますが、簡単に国籍と、在日の人々について、述べたいと思います。
まず、在日の人々への認識ですが、彼らは皆(たいはん)、反日本国なのですか。それとも、選挙権を与えた後、日本を破壊するために、大挙して日本に住民権を取りにやってくるのですか。後者の方はともかく、もし前者だとしたら、私は、そうは思いません。どういう反日の政策の圧力団体になるのでしょうか。タクシー運転手の労働条件の改善??
Kさんに限らず、こういう理由で、反対している人は多いようですが、彼らの多くが、反日的政策で一致しそうだ というデータでもあるのでしょうか。
簡単に 「選挙権が欲しければ 国籍を取れ」といいますが、そういうことを言う人は、ご自分がそういう立場にたったことがないから、そんなことが言えるのだろうな、想像力も、思いやりもないのかな。なんて思ったりします。
今、住んでいるところと 心の故郷が違って、両方大切に思っていることを信じてはもらえないのでしょうか。
在日韓国人らは、日本国籍を取ると、韓国籍をすてなければならないのでしょう。
これは、辛いことだと思います。
私も、国籍を捨てたくありません。で、選挙権は今ありませんが。
自分の生まれ育った、友人も親戚もいる自分自身のルーツの場所に、もう、無条件には帰れなくなる、ということは、簡単に決断できるのもではありません。(2世、3世は少しずつ変わるでしょうが、やはり住んでいる国を愛することと、親の国、血、文化のしてのルーツのところへの愛着は、別問題で、辛く思う人もいるでしょう
では、国籍を捨てない人は、今すむ国を嫌うのでしょうか。そうなことはありません。
在日の多くは祖国を愛していると思いますが、今住んでいる国をよりすみやすくしたいと思うのが普通です。彼らは、税金、保険、仕事や、賃金の問題で喜び、悩む、普通の日本人と変わらないと思います。子供がいる人も多いでしょうから、子供の育つ環境をよくしたい、と思うでしょう。いじめ、受験、就職、日本人と何ら変わらない日々の悩みの中で生きていると考えます。
日本に住めば、日本の友人もできるし、恋もする、尊敬する人もできるでしょう。
そんな彼ら、彼女らの多くが 自分や、家族、同僚や、お世話になった人がすむ日本が滅びる(苦しむ)ために、選挙権を行使するのですか。
対韓国、北朝鮮外交に対する視点が多少、違うかもしれませんが、両国の文化背景を理解する彼らの意見はとても貴重だし、それくらい選挙に反映されてもいいじゃありませんか。
Kさんは、彼らを 一人の 同じ地域に生活し、同じ言葉で話し、流行を追い、同じテレビを見て笑い、学校では、いっしょに勉強する仲間として、私たちを同様に、家族の幸せを願って生きている、息をする人間をしてとらえていますか。
次に国籍のことですが、
国籍移動、日本から、移動することを 売国的な行為としていますが、それは、Kさんの主張する相続(一定以上の財産は、死後国に返す)法がしこうされたとして、その後、それから逃れる為に国籍を移動する人に、限定しているのですか。
それなら、特に異論はありません。
でも、国籍を移動させること自体についてなら、やはり、異論があります。これは、前者なのかもしれませんので、これ以上いいません。
上記のことから、私は、永住外国人に選挙権を与えるのに、賛成派と思われるかもしれませんが、確かに反対ではありません。が、今日本で、彼ら、彼女らに付与しないからと言って、すぐに日本が 非人権国家とは、思いません。与えない、国家も多いですよね。
ただ、国籍ってなにかなあと思いますよね。最近。
私は、ここ豪州で永住外国人なので、選挙権がなく、特に感じるのかもしれませんが。
一番愛している国は、日本です。だからといって、オーストラリア人は不幸になればいいなんて思うわけありません。自分も住人なんですから。皆が住みやすい、いい国にしたい、と思いますね。日本と豪州の関係と、日本と韓国、朝鮮との関係は違う、確かにそうでしょう。
しかし、それは、大きな問題とも思えません。
彼らは、住人なんです。消費税が上がれば、苦しみます。
日本人といっしょに、チームを組んでスポーツしていて、韓国に、ひどいこと言われて、彼らが韓国のかたを持つのですか。そんなことはありません。
それに、Kさんは、在日朝鮮、韓国人を十派一からげで言っていますが、ひとつ忘れてはいけないのは、2世、3世、4世、5世と続いていけば、彼ら、彼女らは、1世よりずっとその国に人になってしまうということです。
ここ、豪州に日本人はたくさんいますが、親が必死の努力をしても、こどもは、現地の学校に行き、現地テレビを見て、現地語を話し、現地の人になっていくのですよ。ただ、親のある程度の影響で、祖国への郷愁はのこるかもしれませんね。言葉もまあまあ話すでしょう。(親が必死に努力すればの話。しなければ、簡単な日常語以外は話せなくなる)
日本は、そういう2世、3世、4世、5世の在日にも、国籍を与えないのでしょう。与えてあげればいいのに。と思います。そして、20歳になって、今の日本や韓国のように、ひとつを選べではなくて、二重国籍を認めれば(日本、韓国とも)、この問題はほとんど解決です。(北朝鮮からの人は、まだですが)
日本政府が国籍付与で、もう差別をしているのですから、(私は法的に日本に永住している親から、日本の地で生まれ、日本の学校に行って、定住している子供に国籍を与えないことこそ、ひどい差別だと思います。子供は、生まれる国を選べないのに)、そういう態度が逆に、在日の人々の反日感情を(必要もないはずの)育てているのでは と思ったりします。
国籍うんぬんって、誰の都合なんでしょうね。
豪州の日本人は、日本への郷愁から、日本国籍を保持している人が多いですが、老後の福祉において、差別されるので、日本国籍を捨てて、豪州国籍をとろうか迷っている人がたくさんいます。つらい選択ですよ。
豪州は多重国籍を認めているので、問題は日本の法律です。
国籍ってなんだろうと思いますね。