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≪市民運動速報≫氏から『脳内社会語り』というレッテルを貼られてしまったが...
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投稿者 馬場英治 日時 2005 年 11 月 18 日 22:34:29: dcAX/x0KhXeNE
 

(回答先: 去年の名残の蝋燭を立てて,今宵早めのメリークリスマス! 投稿者 馬場英治 日時 2005 年 11 月 18 日 16:44:42)

≪市民運動速報≫という比較的最近開設されたらしいブログで,『脳内社会語り』というレッテルを貼られてしまった.『脳内社会騙り』でも,『脳内社会たかり』でもないだけマシとすべきかもしれないが,私の一例だけを取り上げて,「このように、一部のブロガーの間では脳内社会語りが流行しているようだ。」と断じている辺りは,『脳内社会語り』にならないのだろうか?

≪市民運動速報≫氏が私の記事を読んで,『脳内社会語り』と批判するのはある意味でもっともであると,私も思うところはある.私の記事の中でもっともクリティカルなポイントは「送電停止世帯数が全体の1%」という仮定にあるだろう.これは電力会社の広報辺りに問い合わせすれば実際の数字を得られる可能性はあるのだから(得られない可能性もある),それを怠って主観的に書き進めている点に関しては非難されても仕方ない面はある.(かなり地域的な偏りがあると考えられるので,全国的な調査が欲しいところである.政策立案者には有効な経済指標になり得るはずだ.)

しかし,実のところこれが仮に1%ではなく,0.5%でも0.1%でも論旨自体には変化はないのであるから,私の「論旨自体が『脳内社会語り』である」というのならともかく,客観的な数値を抑えていない『主観記事』であるという点のみを持って批判しているとしたら,木を見て森を見ざるものと言わざるを得ない.≪市民運動速報≫氏の世界から見ると,「送電停止」などの処分を受けるというのは,単にその人間が要は「働きがない」無能者であるか,ないしは,「働く気がない」怠け者というだけの話になってしまうのかもしれないが,ここで問題にしているのは,「馬場英治」という個人ではない,という肝心な点がどうも伝わっていないようだ.つまり,「見聞録」という実物世界の重みがこの人にはどうも伝達されていないように思われる.

送電停止までには至らなくとも,電気料金の支払いで四苦八苦している人(ないし店舗)は私の町には掃いて捨てるほどいる(ある).私の町の飲み屋さんでは(開店時)トイレの電球が点灯していないというのは,むしろ普通だ.お客は入る前に自分で点灯し,通常はそのまま点灯したまま出るのだが,中には消して出る人もいる(私は大体そうする).ある喫茶店などのように,トイレどころか客席の照明すらお客が入るまで点灯しないところすらある.大げさに言えばドアを開けて店内に手探りで入るのである.こんな世界があるなんてことは≪市民運動速報≫氏には想像も付かないことだろう.

多分この方はきちんとした家庭を持ち,確実な収入を得て,それなりのゆとりのある生活を送っておられるのだろう.買い物はいつもスーパーで(ワゴンに山盛りの食材を駐車場に止めてある車まで運ぶような購買の仕方),コンビニなどには滅多に入ったことがないものと推定される.私は夜の遅い時間,仕事帰りの若い女性の後ろで見るともなしに買い物の内容を見て胸の蓋がる思いをしたことがある.部屋に帰って一人でする一回分の夕食であろう.品目は挙げないが,これだけで足りるの?という感じの買い物だった.≪市民運動速報≫氏なら,それは外食してきたからだろう?『脳内社会語り』は止めてくれよ,となるのかもしれないが,まぁ,ここでそんな議論をしていても始まらない.

いずれにしてもコンビニの客というのは主にこんな感じで買い物をしているのだが,そのコンビニで,今少なくとも私の町のコンビニでは,前の記事に挙げた1斤100円を切る食パンや1パック150円の牛乳などの低価格帯の(重量のある)食品がもっとも広い棚面積を占めるようになってしまっているのである.これはもちろん,食品に限った話ではなく,衣料,雑貨からトイレタリー製品に至る生活必需品の全般について言えることである.このような経済環境を一言で「デフレ」と呼んでいるのだが,この状況があと35年変わらないというのが私の言う『デフレの50年』である.別の言い方をすれば,「これから,庶民にはさらに苦しい生活が続く」のである.社会が右旋回して増税・軍備増強・戦争準備に向かえばこの傾向はさらにはなはだしいものにならざるを得ない.

『エクソダス2005』とは,この困難な時代に希望を掲げて彼岸に脱出するまでの(団結した民族の)長征である.『インフレの無い50年』ないし『デフレの50年』というのは,はばかりながら「学説」であって,これをひっくるめて『脳内社会語り』と呼ばれたのでは身も蓋もなくなる.もちろん,この説はかなり大胆な説であり,これに同意する経済学者がいるとは思えないのだが,それは私の『インフレ無き50年』説が直ちに誤謬であることの証明にはならない.別の言い方をすれば,このような経済環境下でインフレーションに見舞われることになったとすれば,それは間違いなく『恐慌』の到来を必然するということである.一部の経済学者は既にそれを『国家破産』と呼んでいると思う.

5年以内に主食配給制の復活というのは極論に聞こえるかもしれないが,もしあなたが社会の最底辺に住む人たち(この階層が急速に増大していることには同意されると思うが)に直接問う機会を持つことができれば,多分事態の切実さに気付かれるに違いない.最後に:あなたが私の議論を『脳内社会語り』と呼ぶとき,あなたもまた,あなた自身の『脳内社会語り』を行っているに過ぎないということを自覚されたがよい.

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