★阿修羅♪ > 雑談専用15 > 660.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 取りあえず、通信環境だけ確保・・・ 投稿者 考察者K 日時 2005 年 11 月 13 日 00:06:31)
[Kさん]
「説明を読んでも【通貨発行権限を有する政府が自国通貨建ての借り入れで積み上げた債務は履行できる。】と【自国通貨建ての借り入れ】の部分が抜けているが、Kの主張に【改竄した内容(ウソ)】と断言するほどの差異はないとKは思っている。(あっしらさんは納得するとは限らない。国家と政府が違うとか言い出しても不思議ではない)」
国家破産を論じている人から、「説明を読んでも」なお、このような反論が出てくると唖然とさせられる。
政府(国家)の借り入れが自国通貨建てなのか外国通貨建てなのかの違いは、国家破産にとって決定的とも思える条件の差異である。
誰かが、その違いを無視したまま【通貨発行権限を有する政府が自国通貨建ての借り入れで積み上げた債務は履行できる。】と説明すれば、とんでもなく誤った説明だと徹底的に批判する。
仮に、日本政府の現在の債務残高が外貨建てであれば(外貨準備もぎりぎりしかない条件を含意)、貿易(経常)収支が減少するだけで国際借り入れを行って債務を履行せざるを得なくなり、貿易(経常)収支の赤字が続けばデフォルトを余儀なくされる。
だから、日本政府の累積債務残高が外貨建てであれば、累積債務は減少させなくてもよいといったことは絶対に主張せず、累積債務を減らしつつ国民生活の水準を維持する政策を必死に考えることになる。
外貨建てか自国通貨建てかの違いで、私の主張も180度変わるのである。
このような性格のものであるのに、ひとの説明を改竄して要約したことに、「【自国通貨建ての借り入れ】の部分が抜けているが、Kの主張に【改竄した内容(ウソ)】と断言するほどの差異はないとKは思っている」と反論するようなひとが、国家破産を論じているのは笑止千万である。
自分でも書いている「通貨発行権限を有する政府」の“通貨発行権限”の意味をもっときちんと考えれば、今回のようなすっとぼけた反論は出てこないはずだ。