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(回答先: 財政赤字と政府債務残高の区別をしないほうが“一元論”(「視点を狭める」こと)だろうに...(苦笑) 投稿者 あっしら 日時 2005 年 11 月 10 日 05:07:01)
>あっしらさん どうもです。
是非はともかくとしてあっしらさんが赤字(フロー)は是正すべきだが、累積債務(ストック)は放置可能だと考えている事だけは理解できました。まあ、これまでのやり取りでも、そのような事は書いていたのですが、Kの勘違いがあったので読み間違いをした事は認めたいと思います。
しかし、問題点は「政府累積債務(ストック)は放置可能か?」です。
あるいは「国家破産を避けるために財政の健全化を叫ばず」に「赤字(フロー)の改善は可能か?です。
例えば、平積みの本の真ん中で寝ているK少年がいます。友人は「オイオイ、そのうち崩れて下敷きになって死ぬから、少し減らせよ」と言います。
「今まで、崩れなかったのだから大丈夫だよ」とK少年は言い「もう、これ以上は増やさない工夫をしているから平気」とします。
結果、数ヵ月後K少年は潰されて死んでいました。
現在の1000兆円越えと言われる「累積債務」はあきらかに危険領域とKは考えています。そこの認識において仮にKが間違っていても、これを放置する事は「国民が本来受けることのできる。『税金の還元たる福祉サービス』が受けられない」という事を意味します。
これまでと同じという意見もあるでしょう。しかし政府は「ここまで、ODAとして外国の援助という先行投資をしていた」と意味合いもあったのに「アジア周辺諸国に喧嘩を売るような事をして全てブチ壊しにしてしまった」という面もあるので、未来への期待も縮小しています。
累積債務と赤字は構造上は同一の構造問題に起因しています。どちらも「税収が足りない」からどうにもならないのです。しかし、税金を上げると「不景気が続き、税収が落ち込む原因」となるでしょう。
ここを変えるには「多数派形成と、具体的是正策が必要」になります。
ここをどうにかする工夫をしなければ「結果的には小泉マンセー」と言うことでしょう。