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(回答先: 社会制度をどのように見直すべきか?「アッチラ=癌細胞説」 投稿者 考察者K 日時 2005 年 11 月 05 日 13:01:58)
アッチラさんも、可処分所得に触れていますが、新しい事業計画を発表し、事業拡大期待感から株があがります。先行消費でその企業の売り上げが上がります。その新事業に1億かけたら、10億にも1000億にも膨れ上がる、先行売り上げを可能にするのが、株の世界です。その中身が全て借入れだったとしても、フロー資産、可処分所得は生まれます。高度経済成長期には、新事業計画が次々、発表され、借り手は列を成し、銀行の自己資産(貸し出し)は膨張し続けました。そして、事業を着工することにより、仕入れなどで、借りた資金を市場に消費し、預金も右肩上がりに増えていきました。
急成長した日本社会の背景に、インフレで生計を立てる職種を多く構築させてしまった感があります。資本家、銀行、保険など、顧客からの預かり金を運用する職種は正にそれですが、土地成金や、不動産、冠婚葬祭業、ゴルフ場などは自己資産運用会社ですが、株式会社として、株式を委任運用する全てがインフレ成長を期待する経済経営体社会なのです。そして、世の中はまさにデフレ不況です。仕手株がインフレにより高騰すると、そのものの需要がなくなります。売れるためには、安くならないといけない。市場が求める値で裁かれると、保有資産が買値(仕入れ値)より安くなってしまうのです。そうするとフロー資産は生まれず、赤が発生しますが、安くなった資産で需要を作り、それを多数販売することにより、インフレ(フロー資産)を生み出そうというのが、欧米下りの経済志向です。
しかしながら、やはり、インフレはそのものの需要を無くします。そして、やはり停滞するのです。私たちの年金や国民健康保険などを、生活の幹となる殆どはこのフロー資産に頼っています。銀行に預け入れているだけで、インフレ計画の資金源にされてしまうのです。フロー資産を生むためにインフレにしないといけませんが、それにはまず、集金が必要です。そこで、価格の上がり(フロー資産)を予測して、投資家、資本家などがどこからか資金を調達してくるのですが、そして利益確定の売りをして、次なるデフレ資産を探すのが、資本家の役目です。しかし、借入れ(市場の拡大)が増えず停滞している近年では、思ったほど債券価格が上がらず、売ると赤が発生してしまうので、売るに売れず、資産を持ちきれなくなった資本家が手放すことで、じりじり資産デフレが発生しています。
この状態が続き、年金、保険、銀行など、倒産の危機に差し掛かり、ペイオフで生活の根底さえ保障が切れ、次に迫るのが、年金でしょうか、不況の煽りで、少子化になり、先進国は深刻な絶滅問題にが浮上してきました。
そもそも、フロー資産に社会の機構が投資し過ぎていたのが問題なのです。インフレの必須要因に市場の拡大、紙幣増刷が挙げられます。国債発行を減らす、企業の返済を促す社会と逆行するものです。今ある年金、保険システムを持続させたいなら、国債もジャブジャブ発行し、企業への貸し出しも、金利を0に据え置いてジャブジャブ貸し出すべきです。そして、アメリカのように、債務超過に陥った企業から、債券、株などを破格値で買取り、その資産を活用し、ジャブジャブ資産に投資すべきです。
まあ、アメリカなどは経済の末期症状だと思っていますけどね。
やはり、規格以上の貸し出しが受け入れられず、貸し出し手を世界の郵政、銀行に求めるなど、インフレの症状である、資金調達不足に陥ってます。
そして、経済成長(インフレ)を抑えるために、金融引き締め(貸し出し金利を上げる)などとおかしな政策をやっているのです。
成長したいのか、成長させたくないのか、はっきりしろ!と言いたいですね。やはり。
手に負えない末期症状です。アッチラさんの意図は私にもわかりましぇん。