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(回答先: Re: 昏睡状態の人と対話する 投稿者 朝霧 日時 2005 年 10 月 21 日 07:35:15)
「プロセス指向心理学」は、小生もとても興味があります。
「集合無意識」に自らアクセスできるか、これは長年にわたっての小生の夢でもあるので、機会があったらワークショップにも参加しようと考えています。
小生はかつて、退行催眠を受けたことがあります。
受ける前は、「もしや前世が見えるかも・・」と淡い期待をもっていたのですが、それはなりませんでした。(笑)
だが、それ以上の収穫があったことは事実です。
>私が印象的だったのは、臨死体験者の多くが語る体験を、昏睡状態の人々が体験しているらしいことでした。
昏睡も臨死体験もしたことがないので比較ができないのですが、小生も退行催眠において、それに近い経験をしたのではないかと思っています。
臨死体験をした人々は、その後生涯にわたって死を恐れなくなるようですが、小生自身もあれ以来、死への恐怖が極めて希薄となりました。
さらに肉体的には、あれ以来一度も風邪をひいておりません。
>それらの体験はどんな人でも至福の体験なのだろうと私は思っていたのですが、それまでそういった話にまったく興味が無かったり、
>事前情報が無い人の場合は、どう対処すれば良いのか不安にさせるものでもあるようです。
確かにその通りでしょう。
人がいたずらに死を恐れる理由は、それが「経験できないこと」だからだと思う。
臨死体験者が死を恐れなくなる理由は、彼らが既に経験をしたからです。
「怖いことはちっともない」ことを、彼らは経験として知っている。
話をどんどんズらしてしまって、申し訳ない。
自殺についての小生の意見は、「なんともったいない」です。
人が自殺に至る理由は様々でしょうが、その多くは「鬱」でしょう。
これは生活を改善したり、発想を変えたり、またケースによっては薬物療法を施したりすることによって、多くは回避可能です。
正直言って自殺を肯定される方々の意見の殆どは、その意見が「無知」に根ざしていると断言できる。
これはひとえに、例えばガンになった人はガン、脳溢血になった人は脳溢血が死因であることは明白だが、自殺の場合はその「原因」が見えてこない。
生きていれば辛いことは沢山あり、誰でも一度や二度は「死んでしまいたい」と思うことがあるのが普通だから、我々は現実に自殺をした人々に「感情移入」しやすいのですね。
ただこれは、とんでもない間違いです。
ある程度分析心理学をやった人間には自明のことなのですが、じっさいには“人が自殺に至る心理的メカニズム”が一般に認知されていない。
最大の問題は、人の心因的な病に対しての社会的取り組みが大幅に遅れていることで、「対処ができていない」のです。
言うまでもありませんが、モラルや(生命)倫理を根拠として自殺を糾弾するなんてのも大間違いです。
安楽死については、世界で唯一これを容認しているオランダのケースを紹介します。
小生個人の意見ですが、現在のところはこれが限界なのではないでしょうか。
http://www.asahi-net.or.jp/~FL5K-OOT/anraku1.htm