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Re: 昏睡状態の人と対話する
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投稿者 朝霧 日時 2005 年 10 月 21 日 07:35:15: jZrI8bwDsPjQ2
 

(回答先: 皆さん!「自殺と安楽死」についてお考えをきかせてください。 投稿者 膝枕 日時 2005 年 10 月 20 日 18:26:52)

皆様のご意見とは少し違う視点で述べさせていただきます。

最近、アーノルド・ミンデル著「昏睡状態の人と対話する―プロセス指向心理学の新たな試み 」NHKブックスを読みました。
プロセス指向心理学、プロセスワークに興味のある方なら既にご存知かもしれません。

この本によれば、働きかける方法を知っていれば、病床の人の唯一残された随意筋を使ってかなりの確率でコミュニケーションが可能になるそうです。
(一部分の皮膚の緊張・眼球の動き・呼吸・うめき声などといったものです。)

元気だった頃に、「昏睡状態になり延命装置をつけられるような事態になった場合は、安楽死を希望する」と家族に伝えてあったクライアントにコーマワーク(昏睡状態の対話)をしたところ「死にたくない」とはっきり返事が確認できる場合もあれば、逆の場合もあるそうです。
私が印象的だったのは、臨死体験者の多くが語る体験を、昏睡状態の人々が体験しているらしいことでした。
それらの体験はどんな人でも至福の体験なのだろうと私は思っていたのですが、それまでそういった話にまったく興味が無かったり、事前情報が無い人の場合は、どう対処すれば良いのか不安にさせるものでもあるようです。
アーノルド・ミンデルによれば、その体験を自分の中に受け入れた後でも、あちらの世界へ旅立つか、元の世界へ戻るかを自分で決められることを伝えることが、とても重要なことだそうです。

自殺は、残された家族が、生前に救えなかった後悔で自分達の事を一生責め続けることを知っても、それでもその人にとっての唯一の救済であるならば、それも有りだと感じています。
延命措置をやめる段階で、コーマワークを試みる機会がすべての人にあればどうなるのだろうかと言う興味がありますので、安楽死については意識のしっかりしている人に対しては、本人が納得しているならOKです。
ただ、「自分がいるせいで、家族に迷惑をかけている」という思いからの選択ならば、もう一度考えなおすように説得はします。

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