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(回答先: 東京新聞の社説が書けなかったこと:アメリカの中東侵略戦争といつどうやって決別するか? 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 2 月 08 日 22:29:11)
>第二次大戦での日本の敗因は、ドイツの第二次大戦序盤での快進撃に惑わされて、負け馬に乗る形で戦争に参加してしまった事にあります。その時のドイツの指導者はやはり神懸かり的なヒトラーであり、現在の米国に似た捕虜虐待や虐殺をドイツ軍は行っていました。911テロの自作自演に似た自作自演テロも行っています。ネオコンとナチスは驚くほど似通っています。
第二次大戦といっても、ドイツと日本は戦中同盟を組んだというだけで、流れはほとんど関係がありません。むしろ時系列で言うなら、日本が日中戦争序盤での快進撃に惑わされて、負け馬に乗る形で戦争に参加してしまったかのように見えます。もちろん、実際は日独の戦争はほとんど無関係なのです。
自作自演テロは日本もやってますし、中国との因縁はナチスが政権を獲得する10年前からすでにあります。ナチスが政権を獲得したのは満州事変の2年後であり、ドイツが戦争に突入したのは日中戦争勃発の2年後なのです。日本にとって、動向が大事なのはあくまで中国であってドイツではない。まだドイツより中国の背後にいるソ連の動向の方が重要だったかも知れません。ドイツなしでも日本は戦争をしたでしょうし、日本なしでもドイツは戦争をしたでしょう。全く別の戦争の話がたまたま時期が重なったのです。
ちなみに戦中ナチのスタイルをちょっと真似する奴が出ても、日本支配層全体は戦略上ドイツと組む事を重視しただけであって、ナチズム自体に興味があった者は少ない。ユダヤだの、ナチだのは、あくまで日本の戦略に利用できりゃいいだけのこと。戦中日本の支配層が興味があるのは対中利権だけ。
戦時中の日本支配層にとっては世界シオニスト会議だ、「ユダヤ問題の最終解決」だ、まあ「向こうの欧州の方でなんぞ言うとるわい。ところでユダヤ人はなんでキリスト教国で迫害されてるの?」くらいの認識でしょう。日本の支配層が本格的に「ユダヤ問題が国際的に重要である」と理解し出したのはせいぜい石油ショックが起き、山本七平がデビューした70年代以後でしょう。