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(回答先: 食品添加物の現場 連載13 血糖値を急激に上げる「ブドウ糖果糖液糖」・中身の10%が糖分の清涼飲料水[日刊ゲンダイ] 投稿者 feel 日時 2006 年 2 月 10 日 23:33:02)
日刊ゲンダイ2月10日号
元トップ営業マンがあかす
食品添加物の現場 連載14
安部司
http://gendai.net/
極端な安売りの裏に添加物屋の“活躍”
買い物のとき「素朴な疑問」を持って欲しい
これまで、さまざまな「加工食品の裏側」を紹介してきましたが、読者の方にぜひ理解していただきたいのは、「安すぎるもの」「便利すぎるもの」には、"それを可能にした仕掛け"があるということです。
安売りスーパーやディスカウントストアなどで、買い物をしている人を観察してみてください。ほとんどの人が「値段」と「外見」と「賞味期限」くらいしか見ないで商品を選んでいるはずです。もちろん一概には言えませんが、他の商品と比べて極端に安いと思うものには、それなりの「裏側」があります。お店の側は「問屋を通さず、メーカーや産地との直接取引で中間マージンをなくしているから……」と説明しますが、それだけで3割も4割も安くなるはずがありません。超安売りの「裏側」には、昔の私のような添加物屋や加工食品業者の暗躍があったのです。
小売店や食品メーカーから、先日まで398円だったソーセージを298円で売りたいと言われれば、儲けを減らさずに298円のものを作る――。これがプロの仕事です。要は材料の質を落とし、その分、添加物を駆使して、「それなりのもの」を作り上げるわけです。しかし、そんな「それなりのもの」ほど、消費者は値段だけ見て「これは安い、ラッキー!」と買って行ってくれます。
そんなことをやってきたからこそ、どうしてもこれだけは言っておきたいのです。食品を買うときは、必ず「裏の表示」を見てくださいと――。以前にも述べましたが、添加物とは「台所にないもの」です。
「裏」の原材料表示の中で「台所にないもの」は添加物です。いま手元にある食品の「裏」をじっくり見てみてください。そこに「台所にない」ものがどれほどあるかで、その食品にどれくらいの添加物が使われているか、およそのところは分かるはずです。そのためにも、まず「素朴な疑問」を持ってください。
「このハムはなぜこんなにきれいな色をしているのだろう」
「本わさび入りの練りわさびというのがあるけれど、それじゃあ、そうでない練りわさびは何でできてるのだろう」
「果汁10%の飲料のあとの90%は何だろう」
「なぜコーヒーフレッシユは安いお店でも使い放題なのだろう」
そうした「素朴な疑問」を持ったら、すかさず「裏」のラペルを見てください。そうすれば、妙に安い理由がすぐ分かります。(つづく)
あべつかさ
1951年福岡県生まれ。山口大学理学部卒業後、添加物および食料商社勤務を経て食品研究所を設立。消費者、流通業者、メーカーを対象にセミナーを開催。現在自然海塩「最進の塩」研究技術部長。著書に「食品の裏側」(東洋経済新報社)
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