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(回答先: G・エドワード・グリフィンを信用します。 投稿者 張良 日時 2006 年 2 月 21 日 21:29:43)
張良さん最近私と話をする人が無い中ありがとうございました。
ただ完全な形での信用創造を知っている人はいないのではないかということがわかる気が致します。本来信用創造とは現在においては架空の話ではなかったのかと考えてしまいます。
>以上の事を確認した上で縄文ビトさんの上の文章を見てみると、誤解によるものだということが分かります。独自に流通するとは、貨幣として、現金として流通するということです。現金を担保にカネを借りるというのはナンセンスでしょう。
書き足りなかった点があるかと思いますが、ここでは現金を担保にしているという意味は使っていないと思います。あくまでも現金を銀行に預け、その証書を担保に借り入れをするという意味です。
ただ、G・エドワード・グリフィンが貨幣とは何かを理解した上で書いているものではないと感じますが。もし理解したうえで書かれてあるとすればいまさら私が貨幣論を書く必要も無いからです。
現在のところ貨幣とは何かとは濃い霧の中に入っているものと考えています。
そこに尽きない興味が湧き、解き明かしていこうというファイトが私にあります。
それから小さな問題ですが信用創造という問題に引っかかったわけです。
それから張良さんの言われています、蓄蔵には二重性が無く…
縄文ビトさんへ。貨幣について考えてみました。
http://www.asyura2.com/0510/dispute22/msg/730.html
>しかし、貨幣の機能は他にもあります。蓄蔵手段、決済手段、価値尺度、世界貨幣(つまりは、貨幣の為の貨幣)です。但し、蓄蔵には二重性を説明するような要素は有りません。決済性も、最後の支払いという意味ですから、やはり二重性は見出せません
私は逆に蓄蔵にこそ問題があり、価値尺度としての比較機能は貨幣が商品の替わりに代弁しているわけだと考えています。商品を物々交換をする物として考えた場合、例えば砂糖1キロと米1キロが交換に於ける適正交換条件であった場合、米が0.5キロのとき当然砂糖も0.5キロという交換条件になります。ここでは物自体が価値尺度(比較機能)を有していると考えます。
ただ貨幣の重要な役割は要求の二重の一致(二人の個人間で取引が成立するためには,欲求の二重の一致が必要になり、貨幣はその分を省いてくれる)が不必要とされる面だといえます。
もし未来社会を考えてみたとき、その社会に貨幣が必要とされるか「必要に応じて働き、必要に応じて得るという」貨幣を必要としない社会かという二つの内どちらかを選択しなくてはならないと考えたとき、私は未来社会においても貨幣経済は立派に存在できるという確信を持っています。それを貨幣論で解き明かすものと位置づけています。